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黒田、判定で敗れる WBA世界フライ級タイトルマッチ

[ 2013年2月27日 22:28 ]

2回、フアンカルロス・レベコを攻める黒田雅之

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦は27日、川崎市とどろきアリーナで行われ、挑戦者で同級9位の黒田雅之(川崎新田)はチャンピオンのフアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)に0―3の判定で敗れた。レベコは3度目の防衛に成功した。

 初の世界戦だった26歳の黒田は前に出たが王者に巧みにかわされ、逆に有効打を浴びてポイントを奪われた。戦績は黒田が27戦21勝(13KO)4敗2分け、レベコが31戦30勝(16KO)1敗。日本のジムに所属する男子世界王者は8人で変わらない。

 ▼黒田雅之の話 現時点での僕の実力。まだ世界チャンピオンの器じゃない。また次につながるように頑張ります。勝利を見せられなくてすみません。近い将来、ベルトを持ってきます。

 ▼新田渉世・川崎新田ジム会長の話 今の黒田の力は出せたけど、やっぱり王者が強かった。(黒田は)まだ強くなる要素が残っている。もっともっと可能性を引き出してやりたい。

 ▼大橋秀行・日本プロボクシング協会会長の話 善戦したと思う。世界に通じるパンチは見せた。相手にパンチが効いた時にもっと詰められれば、世界王者になれる。

 ▼河野公平(WBAスーパーフライ級王者)の話 チャンピオンが強すぎる。左が多彩で、いろんな角度からのパンチが強烈だった。黒田は緩急をつけて接近してもよかった。

 ▼フアンカルロス・レベコの話 すべての面で私が上回った。日本で防衛できたことを光栄に思う。黒田は積極的に前に出てくる選手で、将来が楽しみだ。

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