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近大ボクシング部 廃部から部員5人で再出発

[ 2013年2月19日 06:00 ]

浅井大貴監督(中央)を中心に5月のリーグ戦へ向け、本格始動した近大ボクシング部

 昨秋、OBで俳優の赤井英和(53)を総監督に迎え、復部した近大ボクシング部が関西学生ボクシングリーグで3部から再出発する。17日のリーグ運営委員会で正式決定。5月12日、関大で開幕する本番へ向けて18日、本格始動した。

 復部以降、昨春卒業したOBの浅井大貴監督(23)を中心にビラ配りなどによる新入部員の勧誘活動を開始し、現在女子を含めて5人が練習する。男子第1号の中辻大地さん(19)は中学時代に1年間ジムに通ったが、高校で実績を残したエリートではない。ただ、「過去の近大の歴史に見劣らない成績を残したい」と志は高く、実際に赤井の指導も受け「サンドバッグ打ちを見てもらい“3分の中にもヤマ場をつくれ”と教わった。しんどいから力になる」と目を輝かせた。

 2010年国体ライト級3位などの戦歴がある浅井監督も現役復帰を決めた。同僚の強盗事件を受けて廃部処分を受けた09年6月以来、大学周辺の清掃活動を継続するなどして復部へ導いた。「自分のために頑張るが、学生にも励みにしてもらえたら」と今春にもリングに立つ。

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2013年2月19日のニュース