五十嵐、ハロ破壊力警戒　アウトボクシングで世界獲りだ

葛西トレーナーのミットに強烈なパンチを打ち込む五十嵐

ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ ソニーボーイ・ハロ　―　五十嵐俊幸

（7月16日 埼玉・ウイングハット春日部）
　五十嵐が２８日、都内のジムで世界戦に向けてのスパーリングを始めた。王者ハロを想定し、右構えでファイタータイプの日本スーパーフライ級３位・白石豊土（協栄）と４回を消化。２カ月ぶりのスパーリングながらも十分な走り込みにより動きは軽快だ。

　「ハロから一発はもらいたくない」と名王者ポンサクレックをＫＯした相手の破壊力を警戒。「打たせず打つボクシングをしたい」と得意のアウトボクシングで世界奪取を狙う。スパーリングを見た帝拳ジムの浜田剛史氏は「まだタイミングが合っていない。時間はあるから」と話した。