淵上 仕上がりに自信「過去最高のコンディション」
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
(5月12日 ウクライナ・キエフ)
前日計量(リミット72・5キロ)が11日、ウクライナのキエフで行われ、王者ゲンナジー・ゴロフキン(30=カザフスタン)は72・5キロ、挑戦者の淵上誠(28=八王子中屋)は72・1キロでパスした。
薩摩コングの異名にふさわしく、淵上は計量を終えるとバナナを平らげ笑顔。「隙がない王者だけど応援してくれた人たちのためにも頑張りたい」と勝利を誓った。初の海外渡航だが、十分な睡眠で時差ぼけはない。それどころか、持参したアルファ米に同行している翔子夫人(21)の野菜料理で栄養をつけ、通常は試合1カ月前から断つ地元・薩摩焼酎も2カ月以上禁酒して「過去最高のコンディション」に仕上がった。
日本人によるミドル級の世界挑戦は過去4戦で1勝3敗。95年にWBA王座を獲得した竹原慎二氏以来の勝利に期待が懸かる中、「最高の舞台で最高に楽しむ」と薩摩隼人が気合を入れた。
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