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淵上 仕上がりに自信「過去最高のコンディション」

[ 2012年5月12日 06:00 ]

ウクライナ出発前の成田空港でアルファ米を披露する翔子夫人と淵上

WBA世界ミドル級タイトルマッチ

(5月12日 ウクライナ・キエフ)
 前日計量(リミット72・5キロ)が11日、ウクライナのキエフで行われ、王者ゲンナジー・ゴロフキン(30=カザフスタン)は72・5キロ、挑戦者の淵上誠(28=八王子中屋)は72・1キロでパスした。

 薩摩コングの異名にふさわしく、淵上は計量を終えるとバナナを平らげ笑顔。「隙がない王者だけど応援してくれた人たちのためにも頑張りたい」と勝利を誓った。初の海外渡航だが、十分な睡眠で時差ぼけはない。それどころか、持参したアルファ米に同行している翔子夫人(21)の野菜料理で栄養をつけ、通常は試合1カ月前から断つ地元・薩摩焼酎も2カ月以上禁酒して「過去最高のコンディション」に仕上がった。

 日本人によるミドル級の世界挑戦は過去4戦で1勝3敗。95年にWBA王座を獲得した竹原慎二氏以来の勝利に期待が懸かる中、「最高の舞台で最高に楽しむ」と薩摩隼人が気合を入れた。

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2012年5月12日のニュース