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淵上「きばっど」“勝利の女神”と決戦の地へ

[ 2012年5月9日 06:00 ]

成田空港でガウンを羽織り気合たっぷりの淵上と翔子夫人

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(12日、ウクライナ)で王者ゲンナジー・ゴロフキン(30=カザフスタン)に挑む同級9位・淵上誠(28=八王子中屋)は8日、トライアスロン選手の翔子夫人(21)を同伴して決戦の地ウクライナに向けて出発した。「僕が世界を獲って嫁につなげたい」と世界大会出場を目指す翔子夫人に勝利のバトンをつなぐ約束を交わした。

 淵上はジュニア時代にトライアスロンのアジア選手権で4位に入った翔子さんと昨年7月に結婚。その後、夫人は競技生活を封印したが「夫婦で世界へ」を合言葉に、今年1月から練習を再開した。「一緒に戦っている感じ。お互いにいい刺激」と翔子夫人。現在は淵上のロードワークに付き添うなどして、U―23世界選手権(10月、ニュージーランド)の代表入りを目指している。

 淵上は出発前の成田空港で「薩摩」の文字が刻まれたガウンを披露。「嫁と出会ってから(7勝6KOで)負けてない。きばっど(頑張るぞ)」と地元の鹿児島弁で気合を入れて機上の人となった。

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2012年5月9日のニュース