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粟生 山中 実戦練習を本格化

[ 2012年2月23日 17:51 ]

 世界ボクシング評議会(WBC)のダブルタイトルマッチ(4月6日・東京国際フォーラム)に臨むスーパーフェザー級チャンピオンの粟生隆寛と同バンタム級王者の山中慎介(ともに帝拳)が23日、東京都内の帝拳ジムで実戦的な練習を本格化させた。

 粟生は3度目の防衛戦で1位のターサク・ジャンデーン(タイ)との指名試合に臨む。走り込みが中心のハワイ合宿を終えたばかりで体が重く、フィリピン選手2人と合計6ラウンドのスパーリングでは打ち込まれる場面もあったが「実戦は3カ月ぶり。まず感覚を戻す」と焦らず調整する。

 初防衛戦の山中はフィリピン選手との4ラウンドで切れのある動きを見せた。強打を誇る元統一世界スーパーフライ級王者のビック・ダルチニャン(オーストラリア)とのサウスポー対決に向け、右のガードを下げないように意識。「実績は相手が上。左の一発に気を付けたい」と語った。

 帝拳プロモーションの浜田剛史代表は「粟生はこれから疲れが抜けてくるはず。山中はガードを常に高くすることを徹底させたい」と話した。

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2012年2月23日のニュース