新日“身売り”！「ブシロード」に全株式売却

　新日本プロレスは３１日、都内で会見し、親会社であるゲームソフト販売の「ユークス」がカードゲームメーカーの「ブシロード」に３１日付で全株式を売却したと発表した。

　売却額は５億円。１日から新日本のオーナーとなるブシロードの木谷高明社長は「世界一のプロレスリングカンパニーを目指す。まずは３年後の売り上げを３倍の３０億円にする」と意気込み、メディア戦略をテーマに掲げた。木谷氏は昨年８月、ユークス・谷口社長に買収の話を持ちかけ、１月下旬までに交渉がまとまった。

　ブシロードは昨夏のＧ１クライマックスに冠協賛し、自主興行「ブシロードプロレスリング」でも成功を収めるなど、プロレス経営に積極的な姿勢を見せていた。会見に同席した棚橋弘至は「新しいスタートを切りたい」と気分も新たに設立４０年の記念イヤーへの出発を誓った。