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猪木 金総書記「回復したように見えたが」次期指導者の分析も

[ 2011年12月20日 06:00 ]

金正日総書記死去

 都内の事務所で取材に応じたアントニオ猪木。死去を知ったのはテレビのニュース速報だった。今年9月にテコンドーの国際大会で訪れた際には、軍事パレードを見る金総書記の姿を目にしており「健康を回復したように見えたのだが」と急死に驚いた。

 直接の面識はないが、過去22回の訪朝で北朝鮮の変化を感じているようで「権力者が代わっても、内部的にはさしたる混乱はないのではないか。すでに国内は変わってきていると思う」と話した。また後継者の金正恩氏については「外国での生活経験もある。総書記が行く前に(視察先に)先乗りをしていたり、準備をしたりしていた。万一の時に備えていたと思う」とした。「実質的に国を動かしていくのは総書記の実妹の夫、張成沢ではないか」とも指摘した。

 猪木は1995年4月に平壌メーデースタジアムでプロレス興行「平和の祭典」を開催。2日間で約38万人を動員するなど、北朝鮮では知名度が高い。

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2011年12月20日のニュース