井岡、Ｖ２戦の大みそか開催熱望「最高の年にしたい」

所属ジムで年末に予定する次戦へ意気込みを語る井岡一翔

　プロボクシングのＷＢＣ世界ミニマム級王者・井岡一翔（２２＝井岡）は６日、年末に大阪で予定する２度目の防衛戦の大みそか開催を熱望した。「（１２月）３１日はいいですね。独特の雰囲気があるし、ゆっくり見られる人も多いと思う。ここで締めくくって最高の年にしたい」。

　大みそかの夜は放送各局が特番を用意し、格闘技イベントもある激戦区。「技術の高い試合を見せたい」と逆に競技の魅力を広く伝える絶好のチャンスと考えている。２月の世界王座獲得、８月の初防衛戦に続き、優れた技術で魅了するつもりだ。

　陣営は会場として大阪城ホールと大阪府立体育会館を１２月２０日から３１日まですでに押さえ、地元での凱旋世界戦に向けて準備を進めている。

　対戦相手は未定。８月の初防衛戦でランク１位の指名挑戦者を倒しているだけに「チャンスがあれば統一戦をやりたい。それが無理ならランク上位」とあくまでも強い相手を求める構え。理由がある。「来年には挑戦したいことがある」。２度目の防衛戦をクリアすれば来年はベルトを返上して２階級制覇に乗り出すのが既定路線。ミニマム級で思い残すことがないよう一翔は全力は尽くす。