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興毅 大手町で炎天下の750人に公開スパー

[ 2011年8月18日 06:00 ]

公開スパーリング終了後、リングの上でボルトのポーズをマネする亀田興毅

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

(8月31日 日本武道館)
 WBA世界バンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が17日、東京・大手町のサンケイビル前広場で正午から約1時間、炎天下で公開スパーリングを行い、ダビド・デラモラ(23=メキシコ)とのV2戦(31日、日本武道館)をアピールした。本人のブログのみの告知だったが、約750人が詰めかける人気ぶり。元祖・視聴率男が残暑厳しい東京砂漠で、視聴率のV字回復を誓った。

 ランチタイムでにぎわう東京・大手町のオフィス街に、こつ然と現れた特設リング。31日にV2戦を控える興毅が突然、姿を現し、炎天下で公開スパーリングを行った。事前告知は本人のブログのみだったが、営業や昼食で外出するビジネスマン、ファンを含めた750人が立ち止まり声援を送ると、うだるような暑さの会場はさらにヒートアップした。それでも熱中症対策としてリングサイドのテントには女子プロレスラー、ジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏が待機。観衆にはうちわや飲料水が無料配布されるなど、万全の態勢で行われた。

 3分2ラウンドのスパーを終えた興毅は大量の汗を拭うと「暑い中、皆さん集まってくれてありがとうございます。31日も頑張るんでぜひ応援してください」とV2戦をアピール。最後は陸上100メートル・200メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の弓を射るポーズをまねて試合当日の“競演”を誓った。

 試合を中継するTBSテレビでは興毅の世界戦後に世界陸上のハイライトを放送する予定。興毅の世界戦の視聴率は09年11月、内藤大助戦での平均視聴率43・1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を最後に下降しており、TBS関係者も「うまくコラボできれば」と期待している。興毅は「視聴率?自分のボクシングをするだけやから関係ない」と無関心を装ったが、亀田家にとって視聴率は生命線とも言えるだけに気合も入る。大量の汗を公衆の面前で流した効果が数字に表れるかどうか。

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