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震災後初 みちのくプロレス被災地に“乱入” 

[ 2011年7月14日 06:00 ]

避難所前のリングで闘う気仙沼二郎(左)

 東北地方を中心に地域密着で活動する「みちのくプロレス」(盛岡市)が13日、震災後初めて地元の岩手県内の被災地に入り、釜石市で慰問の興行をした。

 強い日差しの中、避難所となっている市民体育館前に設営したリングに、宮城県気仙沼市出身の気仙沼二郎(39)らレスラー6人が登場。約1時間にわたり2試合の熱闘を繰り広げた。場外乱闘で見学席に乱入したり、日陰で涼んだりする展開もあり、高齢者から子供まで約40人が沸いた。気仙は「沿岸の男は絶対に負けない。釜石の皆さんとともに歩んでいきたい」と話した。慰問は体育館に避難する女性(39)が要請。みちのくプロレスは「被災者がプロレスファンとは限らないため、自分たちから慰問するのは控えているが、直接、要請があればどこへでも行く」としている。

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2011年7月14日のニュース