団体設立森田氏が辞職意向　ボクシング分裂可能性も

　日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）が安河内剛前事務局長の不正経理疑惑で混乱している問題で、事務局長代行を務める森田健氏（７６）は２４日、暫定的な新統括団体を設立するため、理事を辞職する意向を示した。同日は林有厚コミッショナーが不在で辞表を提出できなかった。

　森田氏は新統括団体について「まだ具体的な場所や設立のめどは決まっていない」と述べた。安河内氏の処分が決まる２８日の理事会次第では、ＪＢＣが分裂する可能性もある。森田氏は「まるく収まるのが望ましい」とも話した。

　ジム会長らで構成する日本プロボクシング協会は２３日の臨時理事会で、ＪＢＣに代わる暫定的な新統括団体設立を支持する決議をした。