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「亀田祭り」in沖縄 31年ぶり世界戦も計画!

[ 2011年2月24日 06:00 ]

大毅(右)を熱心に指導する平仲会長は沖縄での亀田祭り開催に意欲を見せる

 プロボクシングの亀田3兄弟が、来年2月に亀田祭りの沖縄版となる「ボクシング祭り」を開催するプランが23日、急浮上した。元世界王者でプロモーターの平仲明信・平仲ボクシングスクールジム会長(47)が明かした。同時期に県内でキャンプ中のプロ野球選手を招待するほか、具志堅用高(協栄)以来31年ぶりの世界戦開催も視野に入れており、ボクシング王国・沖縄にふさわしいビッグイベントになりそうだ。

 亀田3兄弟が、6人の世界王者を生んだボクシング王国・沖縄に新風を吹き込む。第1弾として次男・大毅が4月2日に那覇市の県立武道館でメーンイベントに出場。プロモーターを務める元世界王者の平仲会長は「来年は2月下旬に亀田3兄弟が出場する興行を沖縄でやりたい。キャンプ中のプロ野球選手を招待してボクシング祭りとして盛り上げたい」と2年連続の開催を明言した。

 全国的な知名度を持つ亀田3兄弟がメーンを務め、平仲会長が豊見城市内で経営するジムをはじめ県内の選手が前座に出場。2月はプロ野球の球団が県内各地でキャンプ中とあって「練習休みならプロ野球選手も見に来られる。刺激になるはずだし招待したい」とボクシングと野球の異色コラボも提案した。

 22日には沖縄で合宿中の長男・興毅と大毅が日本ハムのキャンプを訪問した。亀田プロモーションの社長を兼務する興毅はスポンサー回りの営業活動や4月の大毅戦のPR活動にも奔走。2日間で約800枚の入場券の予約が舞い込んだほか、クリーニング店のスポンサーが新たに決まった。

 平仲会長は「沖縄の人にとってボクシングは特別なスポーツ。来年は世界戦をやりたい」と言う。実現すれば81年3月8日に具志川市(現うるま市)で元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高が防衛戦を行って以来31年ぶり。興毅も「沖縄で毎年、試合ができるように成功させたい」と経営者の顔をのぞかせていた。

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2011年2月24日のニュース