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三崎 ダウン奪うもベルトまであと一歩…

[ 2010年8月23日 06:00 ]

<SRC14>サンチアゴ(上)のパンチを浴びる三崎

 SRC14が22日、東京・両国国技館で行われ、メーンのミドル級タイトル戦は挑戦者の三崎和雄(34=フリー)が王者ジョルジ・サンチアゴ(29=ブラジル)を4Rに左フックでダウンさせ、あと一歩まで追い込みながら5R4分31秒、TKO負けした。元横綱・朝青龍(29=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が代表を務める「チーム朝青龍」所属のジャダンバ・ナラントンガラグ(34=モンゴル)は郷野聡寛(35=フリー)に判定勝ちした。

【試合結果


 悲願のベルト奪取はまたも夢と消えた。2度目のベルト挑戦。三崎は序盤から前に出て、左右のパンチに右跳び蹴りを繰り出してテークダウンを奪った。2Rには寝技で、4Rには左フックでダウンを奪うとそのままテークダウンしてパンチを打ち込んだが、ポジションが悪く決めきれなかった。最終Rにはスタミナ切れからか、逆に王者のパンチをまともに食らいダウン。そのまま上に乗られてパンチをもらい続けた。そして4分31秒、セコンドがタオルを投入してTKO負けとなった。

 「1度負けた相手には負けたくない。やり返さないと気が済まない」と09年1月に一本負けした相手にリベンジを誓って臨んだ。昨年末に所属していたGRABAKAから独立しフリーとなった。練習は出稽古中心にして一からスタート。本格的にトレーナーもつけて肉体改造を行い、今年5月には米ロサンゼルスでベルト奪取の強化合宿も行ってきた。しかし、ベルトには届かなかった。

 試合後の三崎は動くこともできず「体調を万全にしてリングに戻ってきたい」と話すのが精いっぱいだった。

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2010年8月23日のニュース