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亀父ライセンスはく奪も…暴言でJBCが聴取へ

[ 2010年3月29日 06:00 ]

27日の王座統一戦後の会見で“暴言”を吐いた亀田史郎氏

 前WBC世界フライ級王者・亀田興毅(23=亀田)がポンサクレック(タイ)に判定負けした27日の試合後、セコンドライセンス無期限停止処分中の父・史郎氏(44)が判定を不服として暴言を吐いた問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長(48)が、史郎氏から事情聴取する可能性を示唆した。

 興毅の王座陥落から一夜明けた28日、名古屋で行われた興行に姿を見せた安河内事務局長は「行き過ぎた抗議があったととらえている」とし「(史郎氏の復帰の可否を決める)JBC倫理委員会やWBCから依頼があれば本人からも事情を聴くことになるでしょう」と話した。

 史郎氏は07年10月の亀田大毅―内藤大助戦の反則騒動の責任を取る形でセコンドライセンス無期限停止処分を受け、現在はJBC倫理委員会に処分解除を申請中の身分。「復帰に向け慎重な行動が求められる」(安河内事務局長)にもかかわらず、5回に起こった2度の偶然のバッティングによる減点をめぐって激高。控室で安河内事務局長に詰め寄り「オレはもうどうなってもええ。レフェリーが(ポンサクレックから)減点2と言うとるのに安河内が見て見ぬふりをした。クビとったるからな」などと怒りをぶちまけていた。

 これまでJBC倫理委員会では亀田ジムの五十嵐会長を窓口としてきただけに史郎氏本人から事情聴取となれば異例の事態。最悪の場合、ライセンスはく奪となる可能性も出てきた。

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2010年3月29日のニュース