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10連続防衛を狙う長谷川 減量苦でも王者が優位

[ 2009年12月15日 15:32 ]

ボクシングWBCバンタム級世界戦で対戦する王者の長谷川穂積

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチは18日に神戸ワールド記念ホールで行われ、チャンピオンの長谷川穂積(真正)が挑戦者のアルバロ・ペレス(ニカラグア)と10度目の防衛戦を行う。2けた防衛と5連続KO防衛を達成すれば、ともにライトフライ級の具志堅用高氏に次いで国内では史上2人目となる。

 試合時に29歳となる長谷川は挑戦者と同じ左構えの選手と約120ラウンドのスパーリングをこなした。ただし汗が出にくい冬場だけに減量苦はさらに深刻で、仕上がりが心配だ。戦績は29戦27勝(11KO)2敗。
 27歳の挑戦者は23戦18勝(12KO)1敗1分け3無効試合の戦績が示すようにパンチ力があり、荒っぽさもある左ボクサーファイター。160ラウンドの豊富なスパーリングで調整してきた。
 サウスポー同士の一戦ながらともに好戦的だけに、序盤から打ち合いになる可能性がある。スピードや経験値を含めた総合力では長谷川が上で、優位は動かない。
 不安を挙げるなら王者はここ4試合はすべて2回以内に終えており、中盤以降のスタミナだ。挑戦者の頭が低いだけに、バッティングにも気をつけたい。

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2009年12月15日のニュース