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名城と多田 4・11に国内初の男女同日世界戦

[ 2009年1月26日 17:17 ]

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級チャンピオン名城信男(六島)の初防衛戦と、WBA女子ミニマム級王座に挑戦する多田悦子(フュチュール)のタイトルマッチを4月11日に大阪府立体育会館で開催することが26日、発表された。世界戦が男女同時開催されるのは国内で初めて。

 27歳の名城は同級10位で東洋太平洋同級王者の冨山浩之介(ワタナベ)と対戦。名城は同王座から一度陥落しており、前回は1度防衛に成功している。「返り咲いて成長したところを見せたい。打ち合いに持ち込みたい」と抱負を口にした。世界初挑戦となる25歳の冨山は「最初から打ち合い、必ず倒す」と意気込んだ。戦績は名城が13戦12勝(7KO)1敗で、冨山は19戦18勝(6KO)1敗。
 27歳の多田は王者の孫抄弄(韓国)に挑戦。「男子に負けないように頑張る」と話した。

 ≪女子の認知度を広めたい≫女子の世界戦が西日本で開催されるのは初めて。多田は「女子ボクシングの認知度が世間では低いので、勝って広めたい」と意気込んだ。
 アマチュアでアジア選手権3位などの実績があり、プロ戦績は3戦全勝(2KO)。左ストレートのカウンターが得意な27歳は「王者はファイターという印象。グチャグチャと打ち合わず、中間距離を保って判定でも何でもいいから勝ちたい」と張り切っていた。

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2009年1月26日のニュース