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長谷川が防衛に闘志 右パンチが勝負の鍵だ

[ 2008年10月10日 16:55 ]

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ(16日・国立代々木競技場)で7度目の防衛に挑むチャンピオンの長谷川穂積(真正)が10日、東京都内の帝拳ジムで練習を公開し「厳しい闘いになると思うが、必ずいい試合をして勝つ。防衛回数は気にせず、目の前の試合に集中するだけ」と闘志を見せた。

 左利きの長谷川に対し、挑戦者のアレハンドロ・バルデス(メキシコ)は世界戦で初めて対戦するサウスポー。慣れていないだけに苦手意識を持っていたが「左利きのスパーリングパートナー相手に武器の左パンチを生かすため、右リードパンチを多用する練習をした。感覚はつかめてきた。不安はない」と手応えを口にした。
 この日のスパーリングでも、右ボディーを打って相手の懐に入るなど右パンチを意識した内容だった。所属ジムの山下正人会長は「サウスポーにだいぶ慣れてきた。いい結果になるんじゃないかな」と話した。
 試合は、粟生隆寛(帝拳)がWBCフェザー級王者のオスカー・ラリオス(メキシコ)に挑戦する一戦とともにダブル世界戦として行われる。

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2008年10月10日のニュース