「機は熟した」興毅、勝って内藤戦や

メキシコへの出発を前にファイティングポーズをとる亀田興毅

　３０日（日本時間３１日）にメキシコでノンタイトル１２回戦を行うＷＢＣフライ級３位の亀田興毅（２１＝亀田）が２３日、成田発の航空機でメキシコへ出発した。次戦の元メキシコ同級王者のサルバドール・モンテス（メキシコ）戦に勝利すれば、年末のＷＢＣ同級王者の内藤大助（宮田）との世界戦も見えてくるだけに「いい試合をしたい」と力を込めた。

　亀田ジムの五十嵐会長は内藤戦について「まだ何も考えてない」と話すにとどめたが、ＷＢＡ同級王者の坂田健史（協栄）の次戦の相手はＷＢＡ同級２位のデンカオセーン（タイ）に内定。年内にフライ級のベルト奪取を狙う亀田興の標的は、ＷＢＣ王者の内藤しかいない。「昔から（内藤と）対戦するイメージはできてる。機は熟した。自信あるよ」。モンテス戦の後にもう１試合ノンタイトル戦を行う構想もあるが、次戦の後に内藤陣営に正式オファーを出す可能性は高い。

　次戦は、亀田ジム承認後初の試合。「幸先よくまずは１勝。いいスタートを切れたらええな」。世界前哨戦で快勝して、年内の世界戦へ弾みをつける。