横浜村田監督がライバル校に「今の横浜はバラバラ」異例の講話…日本一を狙うためのスクラップアンドビルド

[ 2026年4月2日 20:11 ]

春季神奈川県大会抽選会後、「講話」を行った横浜・村田監督(撮影・柳内 遼平)
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 春季高校野球神奈川県大会の抽選会が2日、横浜市内で行われ、組み合わせが決まった。今春の選抜に出場した横浜は11日の3回戦が初戦となる。U18高校日本代表候補選手強化合宿に招集される一塁手の小野舜友主将(3年)は「自分たちがしっかりとチームをつくり上げて、一から始めないといけない」と気持ちを新たにした。

 抽選会後、横浜・村田浩明監督が講話を行った。選抜では1回戦で神村学園(鹿児島)に敗れたことに触れ「今回、凄く悔しい負け方をしました。昨年は選抜大会優勝で、今回は初戦敗退…。本当に天国と地獄みたいな形で、ジェットコースターのような思いであります。まだまだ弱い。この負けをどう生かすか」と心境を語った。

 昨秋の関東大会は8強止まりで、選抜は「滑り込み」で出場が決まった。冬の練習期間は心身ともに追い込み、3月に解禁された練習試合では今秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ右腕・織田翔希(3年)を中心に最高の仕上がりを見せていた。ただ、横浜優勢の予想だった神村学園との1回戦に敗戦。村田監督は「甲子園は甘くない。公式戦に力を発揮できるチームじゃないといけない。調子が良いとき、逆に心をしっかり整えないといけない。そういうようなマインドが甲子園で必要と知ることができました」と振り返った。

 この日、横浜の練習は予定通りの時間に始まらなかった。まだ、チームとして向かうべき方向性が定まらず、選手ミーティングに終始した。講話の中で村田監督は、ライバル校の選手たちに向かって「今、甲子園が終わって横浜高校はブレています。バラバラなんです」と現状を隠さずに明かした。

 抽選会後、報道陣に対応した小野主将も「情けなさがチームに出てしまっている。誰もが納得のいく結果を残せなかった」と1回戦敗退を受け止めた。その上で「まず選手がまとまらないといけないと思っています。野球においてプレーをするのは選手。今自分たちにそこが足りていないと思う。グッと固まって戦っていきたい」とミーティングの必要性を強調した。

 足踏みではない。避けて通れない「スクラップアンドビルド」だ。村田監督は「選手たちがチームをどうつくっていくかが大事。また違った力を出すのではないかと考えています」と時間をかけて見守っていく考えだ。

 世代No.1右腕・織田、野手には攻守に一級品の小野、ドラフト候補の遊撃手・池田聖摩(3年)、次世代をリードする逸材内野手の川上慧(2年)ら全国屈指のタレント軍団が経験した躓き。負けから学び、再び駆けるべき道が見えた時こそ、日本一へのリスタートが切れる。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)

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