日本ハムが野球普及プロジェクト立ち上げ 野球競技人口減少歯止めへ“最初の一歩”バックアップ

[ 2026年3月10日 05:00 ]

野球競技者人口増加プロジェクト会見でグラブを手に話す村田アカデミーコーチ(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムが野球競技人口の減少に歯止めをかけるべく、野球普及プロジェクト「FIRST STEP supported by KOKAJI」を立ち上げる。野球未経験、初心者の年長から小学1、2年生を対象に、10日から募集を開始し、4月から文字通り「最初の一歩」をバックアップする。

 エスコンフィールドで行われた会見にはファイターズベースボールアカデミーの村田和哉コーチが出席。野球を始める際の「環境」「用具」「保護者の負担」という3つのハードルを指摘し、1カ月の短期集中型で、道具を用意せず「手ぶら」で参加できるスクールの体制を整えた。

 スクール最終日には参加者に、チームスローガン「DOMIれ!」が刻印された特製グラブがプレゼントされる。村田コーチは「ファイターズの選手と同じ思いで野球を始めてほしい。スクールが終わった後も、このグラブで野球を続けてほしい」と、用具をそろえる経済的負担の壁をまずは取り払う構えだ。

 野球になじみが薄いチビっ子を対象とするだけに、従来の硬いボールや金属バットは使わず、柔らかいボールとゴム製のバットを使用する。「技術向上よりも、野球が楽しいというモチベーションを育てること」に主眼を置く。

 現役時代の村田コーチは08~14年に快足外野手として日本ハムで活躍。一方で、1メートル67の小柄な体から、本塁打を諦めるなど「自分にフタをしていた」と振り返る。「子供たちには自分の可能性にフタをしてほしくない。失敗は失敗ではなく、成功か学び。チャレンジ精神を持ってほしい」と語った。

 また、田中賢介スペシャルアドバイザーは「子供が野球をやりやすい環境と、保護者がアドバイスを受けられる環境を両立させたい」とビデオメッセージを寄せた。清宮幸太郎選手会長も「これから野球を始めるみんなの挑戦を、ファイターズの選手も応援しています。みんながエスコンフィールドで輝く姿を楽しみにしています」とエールを送る。

 プロジェクトでは、保護者向けのコーチング講習会もセットとする。受講料はわずか2000円。帽子とグラブのプレゼントを含めれば破格だが、これも北海道から野球の裾野を広げようとする日本ハムの新たな挑戦だ。

 ▽野球普及プロジェクト「FIRST STEP supported by KOKAJI」 開催期間は26年4月~27年3月、本拠地エスコンフィールドで開催する。受講回数は保護者向け講習1回+スクール3回。受講期間は1カ月。料金は2000円(税込み)。受講対象は野球未経験者・初心者で、対象年齢は年長~小学2年生。定員は1クラス15人で、計42コース開催。詳細は球団公式サイトで。

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