「実家に一緒に」「ずっと一緒」阪神・前川右京と寝食をともにする男 米国進学経てNPB目指す三好将太

[ 2026年1月26日 14:00 ]

智弁学園の同級生だった阪神・前川(左)と三好(右)。三好は前川の実家に寝泊まりしながら自主トレに通っている(撮影・遠藤 礼)
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 阪神・前川右京外野手(22)は年明けから中日・岡林勇希外野手(23)に弟子入りする形で地元・三重県津市で自主トレを行ってきた。4年連続でゴールデングラブ賞を獲得した名手・岡林が主催する自主トレには球団の面々や独立リーガーも参加。その中に前川と常に行動をともにする人物がいる。智弁学園で同級生だった三好将太内野手(22)は米国の大学に入学するなど異色の経歴の持ち主で、前川の背中を追いかけて今秋のプロ入りを目指している。(取材・遠藤 礼)

 みっちりと午前中に汗を流した同級生の前川と三好にせっかくだからと2人揃っての取材をお願いした。何気ない会話から仲の良さや距離の近さが伝わってきたが、前川の言葉でさらに腹落ちした。「実家に一緒に泊まって朝から晩までずっと一緒なんで。生活のリズムからずっと一緒。自主トレ始まってから最後までずっと一緒ですね」。「一緒」というフレーズが4度も飛び出した。三好の前川家への“居候”は毎冬恒例だという。三好は「毎年冬になったら(練習を)お願いしてる感じですね。その度に右京の家に泊まらせてもらって。右京のパパもママも優しいんで」と豪快に笑った。

 昨季途中からルートインBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスに入団した三好は異色の経歴をたどってきた。21年の夏の甲子園でベンチ入りし主軸の前川とともに準優勝を経験。卒業後に選んだ進路は米国の大学進学だった。

 「野球の本場でプレーしたいと。智弁の時も最後はスタメンでは出てなくて。右京がドラフトで指名された時にもっと野球を必死にやりたいなと思って。自分の中で日本の大学に行って4年後に卒業した時に良い想像ができなかった。それならほぼ修行みたいな感じですけど将来的に英語も話せるようになりたかったので」

 前川も「びっくりしますよね。チャレンジ精神が。僕にはできない」と驚いた渡米は刺激的な日々だった。ワシントン州にあるショアライン・コミュニティ大学での4年間を三好は「考え方ががらっと変わって。自分の考え、価値観をすごい大事にする。行って良かったなと」と振り返る。昨年帰国し今季も群馬でプレー予定。三重での自主トレでは寝食をともにする前川から打撃面での助言を授かるなど充実の日々を過ごしている。

 「目標は2026年ドラフトです。また一緒の舞台で右京とプレーできたら。右京は最強バッターです」

 前川もまた「野球に対してストイック。自分が刺激をもらうこともたくさんあります」と盟友に視線を送った。プロで4年間を戦った前川と米国での“修行”を終えた三好が再び同じ舞台で出会うことはあるのか。三重での鍛錬の日々を終えた2人が勝負の1年に臨む。

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