ヤクルト・奥川 気温8度の中、半袖姿で102球熱投 “鈍感力”で初の規定到達狙う

[ 2026年1月20日 05:30 ]

ブルペンで102球を投じたヤクルト・奥川
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 気温8度の屋外ブルペン。ヤクルト・奥川が「鈍感力」を発揮した。半袖姿で102球。全て直球で投げ終えると、見届けたファンから拍手が湧いた。

 「例年投げ込み不足でシーズンが少ししんどかった。12月の時点で80球投げていたし、無理もしてません」

 埼玉県戸田市内の戸田球場。寒気の中でブルペンの背番号18は「涼しい顔」だ。右打者外角低め狙いで投げ続けた。20球ごとにインターバルを挟む本番想定。コースを外れると「もう1球っ」と叫び球数は増えた。

 半袖を「鈍感力です。寒いの嫌だな、体動かないな、投げづらいなとか、そんなの無視しちゃおうと」と力説した。約10秒の短い間隔でハイピッチ投球を続けたことは「頭で考えるより体で覚えさせる。今まで考えて投げる時間が長すぎた」と説明。「無」の境地で成長することを強調した。

 全て「甘え」からの脱却だ。将来のエースと期待されながら過去6年で16勝15敗。故障も重なり、繊細な体への気遣いが先行し、しっかり役目を果たすことはなかった。今季目標は「規定投球回」の初達成。熱投102球は通過点でしかない。

 池山新監督の胴上げには奥川のフル回転が鍵。村上がホワイトソックス入りして打線の柱が不在でも「誰がいる、いないではなく、まず自分が(1軍に)いられるか」とブレはない。「開幕したら7、8、9回投げられる準備はしたい」。今年に懸ける思いは半袖の「鈍感力」で十分に伝わった。(大木 穂高)

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