広島・堂林翔太 17年目の決意「とにかく勝つ。しがみついて頑張ろうという思い」10度目の護摩行

[ 2026年1月10日 05:05 ]

鹿児島市の最福寺で護摩行を行った堂林
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 広島・堂林翔太内野手(34)が9日、鹿児島県鹿児島市内の最福寺で自身10度目となる護摩行に挑んだ。チームメートの会沢翼捕手(37)とともに、約1時間半の荒行を耐え、「とにかく勝つということを頭に置いてやった。しがみついて頑張ろうという思い」と17年目のシーズンに向けて決意を新たにした。池口恵観大僧正(89)からの激励も力に変え、巻き返しに転じる。

 堂林は、苦悶(くもん)の表情を浮かべながら耐えた。“勝つ”という強い気持ちを抱き、ひたすら真言を唱え続けた。

 「1軍で活躍して、とにかく勝つということを頭に置いて(護摩行を)やった。昨年まで選手会長をやらせてもらって、負けっぱなしの2年間。もう負けて得るものはないくらいの気持ちで、今年はやらないといけない」

 自身10年連続10度目の護摩行。約1時間半かけて護摩木2000枚がくべられ、約50センチの至近距離で高さ2メートルを超える火柱と対峙(たいじ)した。昨季は開幕直後に4番を担ったものの、終わってみれば出場44試合で打率・186、1本塁打、4打点。7月11日からの約3カ月間は、長い2軍生活も味わった。選手会長として、ふさわしい姿を示すことができず、チームも5位。悔しさを糧に、今季の活躍を期した。

 チームの勝利に貢献する前に、まずはライバルたちとの競争を勝ち抜くことが先決。新井監督はかねて小園、ファビアン以外のレギュラー白紙を明言しており、堂林が主戦場とする一塁もモンテロ、坂倉、渡辺ら多くのライバルがひしめく。今季で17年目、35歳シーズン。だが、老け込むのはまだ早い。キャリア3度の2桁本塁打を誇る長打力を武器に、「しがみついて頑張ろうという思いでいる」と覚悟を示した。

 「シーズンは辛いことばかり。こういう行をやらせてもらって、ダメになりそうな時でも踏ん張って今もできている。ベテラン選手もだいぶ抜けてしまったので、そういったところも、今年は(姿勢で)見せていかないといけない」

 行を終えると、すぐさま本堂で池口恵観大僧正から背中に手を当てられ、加持(かじ)を受けた。例年は控室に戻ってから執り行われる儀式だが、早々に行われたのも意味があった。大僧正は昨季の戦いぶりを随時チェックしており、2軍暮らしが続いていることに悔しい思いをしていたという。その気持ちを行動として表した格好だ。今季に向けて力強い激励を受け、「(10度目にして)初めて。より力をいただいた」と堂林。よりいっそう闘志も燃やし、捲土(けんど)重来のシーズンに向かう。  (長谷川 凡記)

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