阪神・伊藤将司は寒風の尼崎から福岡へ「また沖縄で会いましょう」“神ドラフト”の1人 逆襲へ真価の1年

[ 2026年1月9日 10:48 ]

寒風吹きすさぶSGLで力のこもったボールを投げていた伊藤将司。逆襲をかけた大事な1年へ自信が漂っていた(撮影・遠藤礼)
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 逆襲への“下準備”は整ったようだ。阪神の新人合同自主トレの2日目が行われていた2軍本拠地でドラフト1位・立石らが汗を流す中、隣接するサブグラウンドで黙々と腕を振っていたのが、6年目の伊藤将司投手(29)だった。

 雪もちらつく中、寒さを吹き飛ばすような力強い球筋。本人に聞けば、この日の夜に先輩の岩貞らと合同自主トレを行う福岡に入る予定という。「福岡は23日までですね。しっかりやってきますよ」。普段と同じように多くを語ることはなくても、表情からは確かな手応えが感じられた。

 不振に終わった24年シーズンから昨季は夏場に4連勝をマークも終盤に失速。完全復活へ今季が真価の問われる1年になることは間違いない。今オフは優勝旅行も返上し、同僚たちが南国で1年の疲れを癒やしている中、関東のトレーニング施設で相当な走り込みを敢行したと聞く。昨季、右手の高さを抑えた新フォームに好感触を持っており、失速した要因でもある体力強化に時間を割いてきた。

 伊藤将のトレーニングに同行した関係者も「投げてるボールを見たら分かります。期するものがあるんだと」と舌を巻くほど。毎年、ハードトレーニングで初日終わった後の筋肉痛がすさまじいという岩貞との合同自主トレでシーズンを完走できる土台を作り上げるつもりでいる。

 20年ドラフトはファンの間でも“神ドラフト”と表現されるほど佐藤輝、村上、中野、石井とチームを支える主力がズラリ。伊藤将も1年目から10勝を挙げるなど先頭で引っ張ってきたが、ここ2年は同期たちの陰に隠れてしまっている。黄金期を迎えようとしているチームの中心に舞い戻ることができるのか重要な1年だ。

 「また(2月の)沖縄で会いましょう!」。伊藤将は爽やかな笑顔で福岡へ向かった。この1年、逆襲への道筋を追いかけてみたい選手だ。(遠藤 礼)

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