広島・今季限り引退の上本崇司氏 2軍野手専任アナリストへ 「若い選手に1軍で活躍してもらいたい」

[ 2025年12月9日 05:45 ]

広島で裏方として新たに球団業務に携わる上本氏
Photo By スポニチ

 広島は8日、来年1月1日付の人事を発表し、今季限りで現役引退した上本崇司氏(35)が裏方として新たに球団業務に携わる。肩書は「情報処理部 情報分析課 アナリスト」。野手専任で2軍を担当し、若ゴイのパフォーマンス向上を促す重要な役割を担う。「選手のためにしっかり仕事をして(球団に)恩返しできれば」と抱負を口にした。

 涙に暮れた10月4日の現役最終打席から65日。貴重なユーティリティープレーヤーとして、ムードメーカーとして13年間チームを支えた上本氏のセカンドキャリアが決まった。8日に広島市南区の球団事務所で契約を終え、意気込みを口にした。

 「凄くありがたいこと。大した経験をしていないし、知識もあまりないので、しっかり勉強したい。選手のために仕事をして、信頼を得られるように一生懸命、頑張りたい」

 新たな肩書は「情報処理部 情報分析課 アナリスト」。従来は迎3軍野手総合コーチが兼務していたアナリスト職に、2軍野手専任として新たに加わる。球団からのオファーを受けて11月に決断。1月5日から始動する予定だ。

 「全て数字で出るので面白そう。他球団を含めて全選手のデータを取り、それを照らし合わせて。そういう大変さも見てきた。勉強しておられる迎さんと意思疎通していきながら、若い選手に1軍で活躍してもらいたい一心でやっていきたい」

 ブラストモーションなどの最新機器を用いてスイングスピードや軌道、打球速度、角度などのデータを詳細に分析し、選手個々に客観的な事実や改善点などの情報を返すことでパフォーマンスの向上を促す業務。自身も、現役時代に気にしていたデータがあった。

 「僕はパワーがないのに、打球角度がホームランバッター級だった。(原因は)スイング軌道。それは良くない、もう少し低い方がいいと言われていた」

 中には数値よりも自分の感覚を重視し、データに興味を示さない選手もいる。「どちらかといえば僕もそういうタイプだった」と自認。もっと活用できたのでは…という反省から、アプローチの仕方やコミュニケーションの取り方を模索する。

 「(自分自身)それではダメだった。やった方がいいんじゃない?とか、伝え方には気を付けていきたい」

 中村奨が8年目にして台頭しても、若手野手は総じて伸び悩みが目立つ。底上げは急務。新任アナリストのサポートで林、田村、内田、仲田らがどう化けるのか、注目だ。(江尾 卓也)

続きを表示

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年12月9日のニュース