「藤村監督退陣要求書」を甲子園歴史館で一般公開 阪神発表 「お家騒動」の「史実に学ぶ」

[ 2025年12月4日 10:05 ]

藤村富美男監督退陣要求書
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  阪神球団と阪神電鉄は4日、「藤村富美男監督退陣要求書」を甲子園歴史館で一般公開したと発表した。

 1956(昭和31)年11月、「ミスター・タイガース」の藤村富美男監督(選手兼任)に対し、金田正泰主将ら中心選手12人が連名で監督解任を要求した連判状で、縦21センチ×横51センチの和紙に筆で書かれ、署名のうえ母印が押されている。

 内容は藤村が監督(選手兼任)に就任した前年5月末から「優勝目的に」「寝食を共にし努力まい進」してきたが「人間性を細部にわたり検討したる結果」「指揮下に入り、行動することはできません」との文言で監督忌避を宣言。「藤村監督の退陣を要求します」と記されている。

 一般に「藤村監督排斥運動」と呼ばれる内紛で対立は12月末に和解が成立するまで約50日間に及ぶ騒動となった。

 これまで連判状提出の事実はわかっていたが、公になることはなかった。 連判状は当時オーナー(電鉄本社社長)だった野田誠三氏が78年に他界した際、遺品として見つかり、長く球団社長が保管していた。

 「お家騒動」の内紛を示す証拠品だが、阪神では「今年、球団創設90周年を迎えたことから、史実に学ぶ意味をこめ、初めて公開することとした」としている。

 スポニチ本紙(大阪本社発行版)は事前に連判状の存在を突き止め、4日付紙面で報じていた。

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