広島・野間峻祥 来季スタメン奪回だ「代打でやるつもりない」若手と勝負し世代交代を阻む

[ 2025年12月3日 05:45 ]

契約を更改した広島・野間
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 広島・野間峻祥外野手(32)が2日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉し、1000万円減の年俸7000万円でサインした。今季は切り札的存在を務めた代打で打率・255、得点圏打率・333と一定の成績をマーク。だが12年目を迎える来季へ「代打でやるつもりは今のところない」と強調し、若手と勝負して外野の定位置奪取、スタメン再奪取を誓った。

 交渉時間は約10分。野間は、出場79試合で打率・247、0本塁打、15打点に終わった今季成績を踏まえ、1000万円の減額提示をあっさりと受け入れた。年俸7000万円で来季の契約を更改し「今年の成績じゃ、優しい方かなと思う」と語った。

 若返りを図るチーム事情から先発出場は25試合。「勝ち取らないといけない。そこは力不足」と潔く受け止めた一方、代打では切り札的存在を務めた。チーム最多の54度起用され、51打数13安打、打率・255。得点圏では30度の起用で27打数9安打6打点、打率・333をマークした。

 「秋山(翔吾)さんもいる中、終盤の大事な場面で使ってもらった。準備の仕方や、どうやったらいい入りができるか、探り探りの1年。松山(竜平)さんの凄さを感じた」

 試行錯誤しながら臨んだ1打席勝負。代打の切り札としてチームに貢献し、今季限りで退団した先輩の名を挙げて感服した。しかし12年目の来季は、試合開始からベンチ待機するつもりはない。

 「代打でやるつもりは今のところない。野球選手なのでアタマから出たいし、そこを目指してやらないと」

 10月に技能向上をサポートする「上達屋」の門を初めて叩いた。長く通う大瀬良に口利きを頼むでもなく、一般人を装い「(無料)体験できるか」電話で打診。名前を登録する際、担当者から「すみません、野間さんて広島の…」と戸惑われた逸話を笑って披露し、目的を明かした。

 「構えた時にしっくりこない感じがあるので、股関節周りの使い方だったりを(良くしたい)。近い距離でしか打てていないけど、マシン打撃ではブレずにできている」

 来年1月には33歳。中堅、ベテランの域に入った実力者が置かれた立場に甘んじ、向上心を失ってしまえば、チームの未来は暗い。野間は百も承知だ。

 「ベテランや中堅どころの選手が若い人と競っていかないと、チームは良くならない。彼らと勝負できるように、このオフはしっかりやっていきたい」

 外野の一角を奪い、スタメン再奪取へ。奮起し、世代交代を阻む抵抗勢力になる。 (江尾 卓也)

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