広島・秋山翔吾 楽天入団の同学年・マエケンから刺激 特別な存在との対戦「楽しみ」

[ 2025年11月28日 05:05 ]

17年、前田(左)と笑顔で話す秋山
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 広島・秋山翔吾外野手(37)が27日、広島市南区の球団事務所で交渉し、5000万円減の年俸1億3000万円プラス出来高払いでサインした。今季は右足首痛による離脱などで64試合の出場にとどまり、シーズン38安打はNPB在籍13年間で最少。両翼守備をも準備して臨む来季、同学年で仲の良い前田健太投手(37)の楽天入団に発奮し、対戦を心待ちにした。

 5000万円の大幅なダウン提示を、秋山は潔く受け入れた。希代のヒットメーカーには不本意極まりない、出場64試合で打率・262、1本塁打、5打点。放った安打は、西武を含む日本球界在籍13年間で最も少ない38本に終わった。

 「当然そうなるだろうなと。積み重ねてきたものがある分、これで済んでいる部分もある。ケガした自分が悪いし、その後に(ポジションを)奪い返せなかったのは実力不足」

 開幕・阪神戦で3試合連続安打を放ちながら、3戦目の走塁中にベースを踏み違え、右足首を痛めて離脱。5月13日に戦列復帰して以降は、次代を見据えた若手育成の方針や中村奨の台頭で、中堅での先発機会が減った。

 「使ってもらった時は最低限、仕事ができた試合は多かった」と言うように、打席が減っても2割5分超の打率を維持。一方、左翼で先発した6月12日のロッテ戦、右翼で出た9月14日のヤクルト戦では失点につながる拙守があり、来季に臨む上での課題に挙げた。

 「一番は両翼の守備を準備しておかないといけない。時間をかけないと結果につながらない感覚は、打撃より守備の方があった」

 同学年でとりわけ親交の深い前田の楽天入団に心を奮い立たせる。前日26日、右腕が自身のSNSで契約合意の報告だけでなく、ファンを含めた古巣・広島へのメッセージをつづったことに理解を示し、特別な存在であることを強調した。

 「彼も苦慮して昨日の発信だったと思う。リーグが違うけど、対戦は楽しみ。彼の成績が伸びれば伸びるほど頑張らなきゃなと。他の同級生よりも思う。まだまだ現役でいたい一要因になると思う」

 日米通算1832安打を放ち、節目の2000安打まで残り168本。偉業達成にはペースアップが不可欠だが、ドラフト1位の仙台大・平川が新加入するなど外野の定位置争いは激しさを増す。

 「立場が苦しくなっているのは目に見えて分かっていること。試合に出る機会が増えるように守備、打撃で準備する。スタメンで出られるような気構え、体を準備する。そこは変わらない」
 数々の苦境を乗り越えてきた経験と実績がある。38歳を迎える来季、秋山の真価が改めて問われる。(江尾 卓也)

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