阪神・近本光司 故郷・淡路島に“GG賞ミュージアム”設立意欲「触ってもらえるような形を」

[ 2025年11月28日 05:15 ]

<三井ゴールデン・グラブ賞>ゴールデン・グラブ賞を受賞した近本(撮影・篠原岳夫)
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 ベストナインに贈られる「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が27日、都内のホテルで行われ、記者投票で選ばれたセ、パ18選手にグラブ型のトロフィーと賞金50万円が贈呈された。リーグ優勝の阪神は初受賞の佐藤輝明内野手(26)ら9ポジションのうち7人が受賞。04年中日の6人を抜いてセ歴代最多の選出となった。

 5個目となる黄金のグラブを手にし、近本にはある一つの構想が浮かんだ。昨年、今年の黄金グラブやトロフィーを故郷・淡路島に展示するもので、“ゴールデン・グラブ賞ミュージアム”の設立に意欲を見せた。

 「4個目、今年もそうですけど…どうしようかなと思って。賞とか盾とかは人に見てもらわないと意味がないのかな。何らかの形で子供たちとか地域の人に見て触ってもらえるようなものにしたい」

 球団では新庄剛志に並んで最長となる5年連続受賞。従来は自宅、自身や妻の実家に飾ってきた。だが、淡路島で野球教室を開催するなど野球振興活動に注力する中で、徐々に心境が変化。地元愛にあふれる男は「記念館は言い過ぎかな」と笑い飛ばした一方で、「見るだけじゃなくて触ってもらえるような形をつくりたい」と真剣なまなざしを向けた。

 今季は7年目にして、守備で新たな気づきを得た。2年ぶりのリーグ制覇を決めた9月7日の広島戦(甲子園)。中堅に飛んできたウイニングボールをつかんだ瞬間に、ビビッときた。思い描いていたイメージとボールの落下地点がぴたりと合致。「落下地点に入るのってこんなに難しかったんだと改めて感じた」と振り返ったが、このズレをなくしていくことこそが周囲の安心感につながることを確信した。

 5年連続5度目の勲章を手にしても、飽くなき向上心は尽きない。今季は140試合に出場し、失策3で守備率・991。10割には及ばなかったが、昨季から1つ失策を減らすなど確実性を増した堅守でチームを支えた。

 「今年の授賞式が最後にならないように。こうやって守備のことを言えるのが最後にならないように、来年も元気よく楽しく遊びながらやっていきたい」

 黄金の輝きに満足することなく、来季も守備で輝きを放つ。
 (山手 あかり)

 ○…阪神で5年連続の「三井ゴールデン・グラブ賞」受賞は、96年~00年の新庄剛志(外野)と並んで球団最長タイ。近本が来年も受賞すれば、6年連続で球団単独トップとなる。また、受賞回数では前出新庄の7度を筆頭に、掛布雅之(三塁)と赤星憲広(外野)の各6度に次いで、鳥谷敬(遊撃4、三塁1)の5度と並ぶ3番目の回数になった。

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