広島・新井監督「駆け引き学べ」 期待の佐々木泰へ初助言 10日の侍ジャパンとの練習で課題

[ 2025年11月12日 05:05 ]

広島・佐々木

  広島・新井貴浩監督(48)が11日、宮崎・日南での秋季キャンプで、昨年のドラフト1位・佐々木泰内野手(22)にアドバイスを送った。前日に佐々木が侍ジャパンの一員として参加した広島との練習試合を振り返り、「駆け引き」の重要性を説明。指揮官から助言をもらった佐々木は「頭で整理できる余裕をつくっていけたら」とレベルアップを期した。

 新井監督が動いた。ここまで直接指導を控えてきた佐々木に、今キャンプ11日目にして初めてアドバイスを送った。

 「今日はフォーム的な話はしていない。昨日の最終打席で、どう考えていたかと。駆け引きの部分と、自分の気持ちの持ち方について(話をした)」

 今季は1年目ということを考慮し、指揮官はあえて何も言わずに見守ってきた。しかし、キャンプ前に「こちらが思っていることを彼に伝えていこうかなと思っている」と話していたように、この日の打撃練習では佐々木と数分間、言葉を交わす姿があった。

 その中身は、侍ジャパンの一員として参加した前日の練習試合後の一打席を引き合いに出しての助言だった。佐々木は、タイブレーク練習で1死三塁に左腕の高橋と対峙(たいじ)。初球の内角カットボールを捉えたライナーは三塁方向へのファウルとなり、続く外角フォークを引っかけて遊ゴロに倒れた。今後、一流への階段を上っていくために、指揮官は駆け引きの必要性を説いた。

 「初球のボール気味のカットボールを引っ張ってファウルを打って、2球目どうなるかという話。内角カットボールを捉えてファウルを打っているのに、おまえが捕手ならもう1球内角を要求できるか、と。(自分なら)もう1球、内角の選択肢は怖くて出さない」

 厳しい内角球を捉えた次の一球の狙いが外角にあれば「三遊間を抜けているか、もしくは左翼線に運んでいる」と推測した新井監督。この時の狙いについて、佐々木は言う。

 「何とか、外野に持っていきたいという考えではいた。実戦の課題として、ゾーン設定が甘い。得点圏での配球だったり、捕手の攻め方を、打席の中で頭で整理できる余裕をつくっていきたい」

 打撃の確実性を上げるためにも、1球ごとに配球を読む力も必要になってくる。今回の侍ジャパンメンバーに名を連ねているが、強化合宿には参加せず試合のみ出場する形で、宮崎・日南の秋季キャンプで練習に励む日々。15、16日の韓国戦では、浮き彫りになった課題と向き合いながら、「前の打席やファウルの内容だったり、自分の感覚と相手の立場になりながらやっていきたい」と駆け引きにも目を向けていく。(長谷川 凡記)

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