広島・辻大雅 侍斬りで来季先発へアピールだ「しっかり勝負しにいきます」 10日の練習試合に先発

[ 2025年11月7日 05:05 ]

侍ジャパンとの練習試合で先発予定の広島・辻
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 日南秋季キャンプに参加している広島・辻大雅投手(21)が、10日に予定される侍ジャパンとの練習試合(サンマリン宮崎)に先発することが6日、明らかになった。新井貴浩監督(48)が明言した。今秋から先発に挑戦しており、この日のブルペンでは、今キャンプの投手陣最多となる261球を熱投。来季の飛躍に期待がかかる左腕は試金石となる一戦に向け、「全力でいきたい」などと意気込んだ。

 期待の表れだろう。10日の侍ジャパンとの練習試合の先発に抜てきされる辻は、大一番に向け胸を躍らせた。

 「一つのアピール機会になると思うので、やってきたことをぶつけられるように全力でいきたい。凄く楽しみですし気合十分です」

 日の丸戦士たちとの対戦を「楽しみ」にしているのは、若き左腕だけではない。この日の練習後に、「(10日は辻を)先発させる」と明言した新井監督も「今年伸びた選手。試金石というか、こっちも楽しみにしている」と期待を寄せた。

 高卒3年目の今年7月下旬に支配下に昇格し、16試合に救援登板して防御率1・13と頭角を現した。そして10月のフェニックス・リーグから先発に挑戦。その成果を問う舞台として、数日前に投手コーチを通じて侍ジャパン戦での先発を伝えられたという。そのときから、脳裏ではシミュレーションも始めた。

 「ずっと、どう抑えにいくか、いろいろ考えている。しっかり勝負しにいきますし、抑えにいく」

 チームメートで今回の侍ジャパンに選出されている小園、佐々木らとの対戦も見込まれる。相手にとって不足なし。その意気込みが示すように、この日は熱のこもった投球を披露した。ブルペンでは直球を主体に約2時間にわたって261球を投げ込んだ。

 「球数を多く投げようと思ってブルペンに入った。下半身で投げて、腕はなるべく使わず、球数を投げられるように意識したが、それはちゃんとできた」

 投球練習中には新井監督が打席に入って、球筋を確認。指揮官からは「(右打者の)内角には申し分のない球を投げる。より先発で長いイニングを挑戦していくためには右打者の外角低めの球を磨いていく意識でやった方がいい」と打者目線の助言も受け取った。そこから右打者の外角へ100球近く投げ込み、充実感を漂わせた。

 「結果、ゼロで抑えられるように、球威を落とさず、長いイニングをしっかり来年に向けて投げられるようにやっていきたい」
 来季先発起用を勝ち取るためにも、侍ジャパンとの一戦は絶好機と言える。切れ味鋭いボールで並み居る侍たちを斬り伏せ、アピールを期す。 (長谷川 凡記)

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