広島ドラフト1位の仙台大・平川蓮が母校の札幌国際情報高で教育実習に臨み初授業

[ 2025年11月6日 05:45 ]

母校で教育実習に臨む広島ドラフト1位の仙台大・平川
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 ドラフト会議で広島から1位指名を受けた平川蓮外野手(21、仙台大)が5日、母校の札幌国際情報高校で“初授業”を行った。保健体育の教員免許取得に向けて、4日から3週間の予定で教育実習に入っている。プロ入りを前に、貴重な機会に全力で挑む。

 プロへの道を切り開いた平川が、母校で大学4年間をかけてきた集大成に突入した。「飲酒と健康」をテーマに行った初授業。教育実習2日目で初めて教壇に立った“平川先生”は、50分間を苦笑いで振り返った。

 「カンペを忘れて最初はテンパって思うようにいかなかったが、楽しかったです」

 野球と教員免許取得との両立は「勉強がちょっと大変だった」と言うが、投げ出さなかったのは「自分のセカンドキャリアがあるので。野球をやめた時に教えるかもしれないし、選択肢を増やす意味」と明かす。授業で使うワークシートとパワーポイントは、2時間を費やして作成した。

 テーマに絡め「筋肉に一番悪い影響があるのでお酒は飲まない」と話すなど授業を進めたが、10分を残して終わってしまったため急きょ「質問コーナー」を“追加”。好きな言葉として「やれる気」と板書し、「やる気はみんなあるが、自分は成功する、やれるという気を持ってきた。“やれる気”があるから、ここまで来られたと思います」と“後輩”を鼓舞した。

 ドラフト会議後には校門に1位指名の横断幕が掲げられ、教育実習初日の4日はサインを求める生徒が集まったため“サイン禁止”となった。放課後は、まだ慣れないスーツから着替えて野球部の練習に参加した平川は「いい経験をしていると思う。後輩たちに伝えていきたい」。プロ入りを前に、一生に一度しかない3週間は始まったばかりだ。(竹内 敦子)

 ○…恩師で担当教諭として授業を見守った有倉雅史監督(58)は「(初授業は)“戦力外”ですね(笑)。大丈夫っす、と言っていたのに」と苦笑した。当時からバットを振る力はあったというが「圧倒的に体が変わった。自分の体と向き合ってやっていた結果。ここからが大変、頑張ってほしい」と激励した。また、奥山樹主将(2年)は「身近から(ドラフト1位が)出たのはビックリしたのと、自分たちに勇気を与えてくれる。凄く格好いい」と話した。

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