広島 ドラフト4位の最速159キロ右腕・工藤泰己投手 平均球速160キロ投げる 

[ 2025年10月29日 05:05 ]

広島4位指名を受けた北海学園大・工藤(左)は広島・近藤スカウトから帽子を被せてもらう(撮影・武田 政樹)
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 広島からドラフト4位指名された工藤泰己投手(22=北海学園大)が28日、札幌市内の同校で白武佳久スカウト統括部長(65)、近藤芳久スカウト(60)から指名あいさつを受けた。最速159キロ右腕は、唯一無二の選手を目指して、平均球速160キロと1年目からのフル稼働を期した。

 北の大地で、剛腕が強い決意を示した。最速159キロの速球を武器とする工藤は、唯一無二の選手を目指して、1年目からのフル回転を期した。

 「指名をいただいた時からカープで頑張るという思いを持って、過ごしてきた。最高峰のプロ野球の舞台でやるからには、唯一無二の選手を目指して頑張っていきたい。2、3年かけて戦力になるというのは考えていない。1年目からフル稼働して活躍するという信念を持っている」

 明確なビジョンを掲げ、早期の活躍を誓った。北海学園大では1年春からベンチ入り。入学時からウエートトレーニングに注力し、「体重は(入学時から)10キロ以上増えた。筋肉量が増えるにつれて、球速も比例して上がっていっている」と成長につなげてきた。今年3月の巨人3軍との交流試合では、自己最速を更新する158キロをマークし、翌4月には159キロまで伸びた。球速に注目を集まるが、工藤にとっての唯一無二の選手とは、その球速を指している。

 「タイトルとかはそこまで関心はない。それよりも自分が目標とする平均球速160キロ以上で、変化球も一級品でどんな球でも抑えられるような投手になりたい」

 野球を始めるきっかけとなったダルビッシュ(パドレス)のように、自身も次代に憧れられる存在を目指す。担当の近藤芳久スカウトは「直球の力強さがあり、故障歴もない。最初は先発とかはないと思うが、中継ぎで投げて、実績をつくって先発の候補に入ってもらいたい」と期待を寄せた。

 球団の歴代最速はコルニエルが21年に記録した165キロ。NPBではロッテ時代の佐々木朗希が完全試合を達成した22年に平均160キロ台を記録した試合が何度かあったが、工藤が有言実行すれば前人未到となるのは間違いない。現在、直球の平均球速は154キロ。

 「これから素晴らしい環境で野球ができる。そういった環境でできるのがベースになりますけど、もっと体や筋肉量、出力の部分でも大きくなると思う」

 持ち前の力強い投球で、コイ党を驚かせてみせる。

 ◇工藤 泰己(くどう・たいき)2003年(平15)9月29日生まれ、札幌市出身の22歳。札幌常盤中では軟式クラブ「T・TBC」で捕手としてプレー。北海から投手となり、3年春夏に甲子園出場も登板なし。北海学園大では1年春からベンチ入り。最速159キロ。1メートル75、87キロ。右投げ右打ち。

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