関本賢太郎氏 阪神・大山悠輔は「相手捕手と勝負するタイプ」 2試合無安打だが今後に期待していい

[ 2025年10月27日 01:15 ]

SMBC日本シリーズ2025 第2戦   阪神1―10ソフトバンク ( 2025年10月26日    みずほペイペイD )

<ソ・神>7回、三振に倒れた大山(撮影・光山 貴大)
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 【関本賢太郎 視点】阪神・大山が2試合、計8打席ノーヒットと苦しんでいる。この日も初回に佐藤輝の右前打で先制した後、なお続いた1死一、三塁で空振り三振。上沢の完全なボール球のフォークボールに手を出した。ここでもう1点でも追加していれば違った展開になっていたと思う。3番森下、4番佐藤輝の状態が悪くないだけに、5番大山までつながれば破壊力は一気に増す。

 しかし大山のスイングするシルエットをみても、決して状態がひどいようには見えない。初戦の9回に杉山から左翼フェンスギリギリまで運んだ左飛などは少し上がりすぎただけで内容はいい。

 森下や佐藤輝とは違って、打席に立つ前からデータや傾向をしっかり頭に入れて、配球を読んで対応していくタイプ。極端に言えば相手投手と勝負するのが森下、佐藤輝なら、相手捕手と勝負するのが大山だ。ペナントレースでも平気で見逃し三振をするのはそのためで、今は捕手海野との読みあいに少しズレがあるのだろう。

 とはいえ、凡退した8打席の打ち取られたデータもインプットしており、海野の傾向にアジャストして次に生かすことができるのが強み。第3戦、第4戦と進み、打席が増えるごとに期待してもいいと思う。

 この日は序盤に大量の点差が開いて、阪神打線の持ち味である機動力や犠打、犠飛、進塁打など泥くさく1点を取る展開にはならなかった。ストレスのない一敗で、開き直りやすい。リリーフ投手が崩れて逆転負けしたのなら早急な立て直しが必要だが、初戦は僅差のゲームを守り切り、ペナントレースを制した時と同様の阪神らしい白星だった。敵地で1勝1敗なら御の字だろう。気持ちを切り替えて、甲子園に戻れる。 (スポニチ本紙評論家)

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