辻発彦氏 弱気に見えたソフトバンクバッテリーのレイエスへの投球 強気な日本ハム・古林とは対照的

[ 2025年10月20日 06:00 ]

パ・リーグCSファイナルステージ第5戦   ソフトバンク1-7日本ハム ( 2025年10月19日    みずほペイペイD )

ソフトバンク・栗原
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 【辻発彦 視点】いくら相手が絶好調とはいえ弱気に映った。歩かせてもいい、では気持ちが後手に回っている証拠。0―0の4回無死一塁、ソフトバンクバッテリーのレイエスへの3球目だ。

 2ボールから捕手の海野は中腰となり、高めのつり球を要求。空振りかファウルを誘ったのだろうが、この高め直球を見送られて3ボール。続く4球目で四球となり、無死一、二塁とピンチを広げて3点を奪われた。強気な投球で5回途中無失点だった日本ハム先発・古林睿煬と対照的に、攻めの姿勢が感じられなかった。

 レイエスは非常に頭のいい打者で、好調な今はなおさらボール球には手を出してくれない。日本ハムの勢いを止めるのは、レイエスを抑えることと同義だ。5回1死二、三塁で決められたスクイズも、いかにも新庄監督なら仕掛けてくる場面。外して様子を見ることもできた。3勝2敗とシリーズをリードしながら、ベンチに余裕が感じられなかった。

 いよいよ第6戦。お互い総力戦になるはずで、これまで以上に先制点の比重が増す。流れは日本ハムに傾いており、ここ3戦22得点と好調な打線を先発モイネロが止められるか。レイエスとの対決も楽しみだ。私が西武監督だった時もそうだったがソフトバンクは栗原と、ここまで14打数無安打の牧原大がキーマン。2人が打つとベンチが活気づく。日本ハムの勢いか、ソフトバンクの意地か。目の離せない一戦になる。(スポニチ本紙評論家)

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