阪神今秋ドラフト “赤星2世”愛知学院大・杉山諒にロックオン 50メートル走5秒7の韋駄天魅力

[ 2025年10月19日 05:15 ]

<愛知大学野球 中京大・愛知学院大>初回、遊ゴロの間に三塁へダッシュする愛知学院大・杉山諒(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 “赤星2世”をロックオン!阪神が23日のドラフト会議に向け、愛知学院大・杉山諒外野手(21)をリストアップしていることが18日、分かった。50メートル走5秒7を誇る俊足を持ち味に、今夏の日米大学野球の日本代表にも名を連ねたアマチュア球界随一の韋駄天(いだてん)。この日、愛知・熱田愛知時計120スタジアムで行われた愛知大学野球リーグ最終節・対中京大1回戦も、阪神はスカウト2人態勢で熱視線を送った。

 機動力野球のさらなる強化へ、うってつけの存在が阪神のドラフト候補リストにいる。50メートル走5秒7を誇る杉山だ。アマチュア球界随一とも言える走り屋に、「一芸枠」候補として熱視線を送る。

 一塁到達タイムは驚異の3秒7前後。これを阪神の選手と比較すると、今季チームトップだった中野の最速3秒72に匹敵する。8学年上の姉と4学年下の弟は、ともに100メートル走をメインとする陸上選手。姉は大学4年時に日本インカレで6位入賞し、実業団でも競技を続けた。弟もインターハイ出場の実績を持つ。短距離のスペシャリストに囲まれて育ち、姉から「見て盗んだ」という陸上トレーニングを積んだ結果、天性の脚力にさらなる磨きがかかった。

 「ただ陸上の足が速いと野球の足が速いは違う。盗塁、走塁といった技術はプロの動画を見て研究しました」

 杉山が「よく見ていた」と語るのが、同じ愛知県出身の赤星憲広氏(本紙評論家)の動画だ。入団から5年連続盗塁王、03年から3年連続60盗塁以上など球界を席巻した「レッドスター」の技術で特に参考にしたのは、盗塁でスタートする際の一歩目の切り方。「盗塁のうまい選手は一歩目をベストで決めてくる。まだまだものにできていませんが…」。天性の俊足に技術を掛け合わせ、4年春のリーグ戦では自己最多のシーズン7盗塁を記録し、自信を深めた。

 根っからの虎党だ。当時持っていた野球ゲームで、阪神の強さにひかれたことがきっかけ。「1番・マートンが大好きでした」。地元バンテリンドームで阪神戦が行われる際には必ず観戦に訪れた。ただ、甲子園での観戦は未経験。「プレーヤーとして立てれば」と目を輝かせる。

 この日の中京大戦には4球団のスカウトが集結。阪神は唯一、東辰弥編成ディレクターと担当スカウトの2人態勢で目を光らせた。打撃面は4打数無安打も、初回無死二塁では二塁走者として遊ゴロの間に好スタートで三塁を陥れ、判断力の高さもアピールした。

 今季、盗塁王の近本を筆頭に、セ・リーグ最多となる100盗塁と走りまくった藤川阪神。来季以降も積極的な機動力攻撃を展開するために、快足スプリンターをマークする。

 ◇杉山 諒(すぎやま・りょう)2003年(平15)11月22日生まれ、愛知県岡崎市出身の21歳。小3から矢作ベースボールクラブで野球を始めて投手や一塁手を務める。中学では岡崎中央ボーイズに所属。愛知産大三河(愛知)では1年秋から背番号9でベンチ入り。愛知学院大では1年春からリーグ戦に出場し、4年夏に大学日本代表に選出。50メートル走5秒7、遠投100メートル。1メートル71、65キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年10月19日のニュース