ソフトバンク優勝M16 “ポスト甲斐”海野隆司が打点を挙げれば13戦全勝

[ 2025年9月7日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―1楽天 ( 2025年9月6日    みずほペイペイD )

<ソ・楽>2回、先制適時打を放つ海野(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの海野隆司捕手(28)が6日、攻守で躍動してチームを5連勝に導いた。打っては0―0の2回に決勝の中前タイムリー。今季、海野が打点を挙げた試合は13戦全勝だ。好リードに加え、6回には一塁走者をけん制で刺す好守も見せた。孫正義オーナー(68)の御前試合で勝利し、貯金は今季最多31。敗れた2位・日本ハムとのゲーム差を4とし、優勝マジックは2つ減って16となった。

 一塁塁審がアウトをコールすると、雄叫びを上げて力強く拳を握りしめた。海野が6回にビッグプレーで有原を救った。

 「隙あればという感じではありました。チームの勝ちはもちろんですけど、今日は有原さんに勝ちをつけたいという思いで試合に入っていました」

 2―0から1点を返され、なお1死一塁の場面だった。1ボール1ストライクからの3球目をゴンザレスが空振りすると、一塁への矢のような送球で飛び出していた小森を刺した。代走で出場した小森の動きを見て狙っていた。有原も「めちゃくちゃ助かりましたし、いいリードもしてくれました」と今季からバッテリーを組む相棒を称えた。

 長年、チームの正捕手を務めてきた甲斐が巨人へFA移籍。シーズン当初は手探りだったが、投手を不安にさせないために「堂々とすること」を心がけ踏ん張ってきた。シーズンが深まるにつれて先発マスクの機会を増やし、ここまでチーム最多の88試合出場と正捕手の座をつかみつつある。

 さらにバットでも魅せた。2回2死一、二塁から先制の中前適時打。今季3度目の勝利打点となった。3日のオリックス戦の試合前練習では、王貞治球団会長から打撃指導を受け「待ち構えてしばけ!」「もったいない打席をつくるな!」と激励された。翌4日から3試合連続打点。今季、海野が打点を挙げた試合でチームは13戦全勝だ。

 「(リードで)それどころじゃなかったし、浮ついた感じもあって難しかった」と振り返るが、切り替えて打席に立つ余裕が出てきた。小久保監督は「あの(守備の)プレーが大きかったですね。打つとは思ってなかったのでビックリしましたけど、彼が打ってくれると打線の得点能力が上がる」と笑みを浮かべた。

 孫正義オーナーが今季初めて観戦した“御前試合”で5連勝を飾り、小久保監督は「本業でそれどころではない中、来ていただいた。何とか勝ちたかったので良かった」と喜んだ。貯金は今季最多の31となり、優勝マジックは16。献身的に投手陣を支える海野がその中で頼もしく存在感を示している。 (木下 大一)

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