片岡篤史氏 阪神・佐藤輝明に感じた修正の証 本塁打後の打席で初球の見逃し方が良かった

[ 2025年8月25日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神8-1ヤクルト ( 2025年8月24日    神宮球場 )

<ヤ・神22> 8回、佐藤輝は適時打を放つ (撮影・須田 麻祐子)
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 【片岡篤史 視点】抱えていたストレスを晴らすような、阪神・佐藤輝の9試合ぶりの32号だった。23日は5打数ノーヒット、4三振。この日も第1打席で見逃し三振を喫していた。

 佐藤輝が追い込まれる前に打とうと初球を意識していたことと、調子が良くないと見たヤクルトバッテリーが安易にストライクを取りにいったことが、初球本塁打につながった。甘い球だったが、さすがにうまく運んだと思う。

 本塁打まで17打席ノーヒットと状態は良くなかった。相手バッテリーが首位チームの4番を警戒する中、ボールに手を出す傾向が強かった。内角高めの直球そして低めの変化球という対角線の配球に対して強引に振りに行くと見切りも早くなり、どうしてもボールに手を出しやすくなる。

 ボールを打たないようにとすると、今度は始動が遅れ、自分のタイミングにならない。間が取れないからボールを引きつけられない悪循環に陥っていた。こうした中での本塁打はラッキーパンチ的な要素があったが、打者は1本で変わってくる。次の6回の打席では初球のフォークの見逃し方が実に良かった。ゲームの中で修正ができた証だと思う。

 8回2死二塁での右適時打も1ボールからの第1ストライクにしっかり対応した。強振することなくコンパクトな打撃だった。これから上がる兆しを感じさせた佐藤輝の打席だった。今後もいい状態を持続するために必要なのは我慢しかない。我慢ができれば、タイトルも見えてくる。(スポニチ評論家)

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