広島・菊池涼介 ベテランが奮起!4年ぶりバンテリン弾「勝利を届けられて良かった」8回にはV犠飛も

[ 2025年8月11日 05:45 ]

セ・リーグ   広島6―5中日 ( 2025年8月10日    バンテリンD )

<中・広>決勝打を放った菊池はガッツポーズ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 広島・菊池涼介内野手(35)が10日の中日戦で、今季初の4打点と大暴れし、2カードぶりの勝ち越しと4位浮上に大きく貢献した。6回にバンテリンドームでは4年ぶりとなる一時同点の3号3ラン。8回には決勝の左犠飛を放った。チームで若手の台頭が目立つ中、ベテランが奮起した。

 ここぞで頼りになるベテランが、相手に傾いていた流れを引き戻した。1―4の6回1死一、二塁。菊池が松葉の甘いスライダーを仕留め、同点の左越え3号3ラン。バンテリンドームでは21年4月16日以来、4年ぶりの一発だった。

 「最前列に当たって運良く入ってくれた。1、2打席目はやられていたので。チャンスで、思い切っていこうと割り切れたのが良かったと思う」

 凡退の反省を生かした。2回の第1打席は松葉の高めツーシームを引っかけて遊ゴロ。続く4回の打席も外角チェンジアップを同じように引っかけて遊ゴロに倒れていた。積極的に打ちにいくだけでは、左腕の術中にはまることを理解した上で、6回の打席では「いい意味で割り切って、浮いた球だけいこう」と狙いを高めに設定。最高の結果につなげ、新井監督からも「本当に頼りになるベテラン」と称えられた。

 直後に勝ち越しを許したが、終盤に粘りを見せた。8回だ。ファビアン、末包の連続長短打で追いつき、なおも1死三塁の好機で菊池に打席が巡ってきた。「いくしかない」と2ボールから橋本の149キロを捉えて左飛。代走で起用されていた三塁走者・大盛が快足を飛ばして一直線にホームにヘッドスライディング。間一髪のプレーとなったが判定はセーフで、中日・井上監督が求めたリプレー検証でも覆らなかった。この犠飛が決勝点となり、菊池も安どした。

 「ナゴヤドーム(バンテリンドーム)にしか来られないファンの方もいると思う。勝利を届けられて良かったし、うれしい」。今季は打率・333と好相性の同球場での今季最終戦で勝利をもたらした。試合前の時点で打率は・240と本調子ではない。若手の二俣、前川らの台頭あり、自身の先発機会も減っているが、闘志はみなぎっている。

 「一戦一戦必死でやっていますし、若い子に負けないぞと思ってやっている。若手の力も必要だし、いいものを見せてくれているので刺激になっている」

 チームはカード勝ち越しを決めて4位に再浮上。シーズンの正念場で、背番号33の輝きはさらに増すはずだ。 (長谷川 凡記)

続きを表示

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年8月11日のニュース