阪神・佐藤輝明 「いいところを見せられて良かった」招待した野球少年少女らの前で“ダブル開幕弾”

[ 2025年7月27日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―0DeNA ( 2025年7月26日    甲子園 )

<神・D>6回、右越えソロを放ち、森下(左)とパフォーマンスを決める佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 阪神は26日、球宴明け初戦となったDeNA戦(甲子園)を2―0で制し、後半戦を白星発進した。佐藤輝明内野手(26)が、1―0の6回に右越え26号ソロ。この1本で新人から5年連続となるシーズン100安打に到達した。「新人から5年連続100安打&2桁本塁打」は球団史上初で、プロ野球17人目。シーズン開幕戦に続く後半戦初戦のアーチは1972年藤田平以来53年ぶり2人目の“ダブル開幕弾”となった。いずれもリーグトップの26本塁打、65打点に加え、打率もトップと3厘差の・288。3冠王も視界に入ってきた。

 息詰まる接戦を動かしたのは、佐藤輝のバットだった。1―0の6回1死無走者、第3打席の初球。DeNA・ケイが真ん中付近に投じたカットボールにスイングを仕掛けた。

 「強いスイングで、積極的に仕掛けることを意識して打席に入りました。一瞬、いったかなと思ったんですけど、一応走りました」

 笑顔で振り返った会心の一撃。快音を残した打球は鮮やかな放物線を描いて、右翼スタンドへ着弾した。打球を押し戻す聖地特有の浜風が吹いていた影響からか、確信を持ちながらも、万一に備えて走り出した後、柵越えを確認した。3月28日の広島との開幕戦に続く後半戦初戦のアーチは72年藤田平以来の“ダブル開幕弾”となった。虎党の歓声を一身に浴びながら、ダイヤモンドを一周した。

 「ゲーム展開的にもすごい大きな1本だったので良かった」
 節目の1本だった。初回2死一塁では相手内野陣がお見合いする幸運な一塁内野安打を放っており、このアーチで入団から5年連続となるシーズン100安打に到達。「新人から5年連続100安打&2桁本塁打」は球団史上初で、プロ野球では17人目となった。

 「(子どもたちの前で打てて)良かったですよ。もちろん、僕のホームランを見に来ていると思うので、いいところを見せられて良かった。(招待した人数は)たくさんです」

 この日は、小学校時代に所属した「甲東ブルーサンダース」を含む兵庫県西宮市内の野球少年少女らを招待。昨年12月末に参加した、自身の後援会主催の野球教室では理想のスイングの形やタイミングの合わせ方など質問攻めを受けて「振ったら全部ホームランになるスイングが理想。タイミングはネクストバッターズサークルからしっかり合わせる。三振は誰でもする。次の打席で打てば大丈夫」とアドバイスを送っていた。そしてこの日、後輩たちが目を輝かせる前で実演してみせた。

 チームは今季最多タイ貯金19を蓄え、2位・巨人に10ゲーム差。それでも「こういう試合を積み重ねて、優勝に近づいていけるように」と猛虎の若き主砲に気の緩みは皆無だ。トップ独走の本塁打、打点に加え、打率もトップに3厘差。3冠王も視野に入れ、後半戦も走り続ける。(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝(神)が2安打でシーズン100安打目。新人から5年連続100安打以上は阪神では吉田義男の8年、近本の7年に次いで、後藤次男に並ぶ4人目。この日26号ソロの本塁打も5年連続の2桁で、入団1年目から5年連続の100安打&10本塁打は、張本勲(日、巨)の20年を筆頭に史上17人目(左打者5人目)。阪神選手では初めて。今季は牧(D)も5年連続の達成まであと4安打としている。

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