【球宴独占手記】広島・森浦大輔 初球宴で1回3K零封「頑張ったご褒美として、楽しい野球できた」

[ 2025年7月24日 05:45 ]

マイナビオールスターゲーム2025第1戦   全セ1―5全パ ( 2025年7月23日    京セラD )

<全パ・全セ>力投する森浦(撮影・須田 麻祐子)
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 「マイナビオールスターゲーム2025」第1戦が、京セラドーム大阪で行われ、5―1で全パが勝利。球宴初出場となった広島・森浦大輔投手(27)が5回の1イニングを無失点、3奪三振の好投を披露。故郷・和歌山県から駆けつけた家族の前で勇姿を届けた。前半戦チームトップ39試合に登板して防御率1・29を誇る左腕は、好調の要因と貫き続ける心構えをスポニチに寄せた独占手記につづった。

 【森浦大輔 独占手記】球宴はシーズンとは違う緊張があった。狙って出られる舞台ではないので、シーズンで頑張ったご褒美として、楽しい野球ができた。3者凡退でいけたらなと思っていたが、一本安打を打たれたのは残念。それでも、打たれて止まらなくなったら嫌だなと思っていたので、あっさり終われたのは良かった。

 天理高の2学年後輩にあたるオリックス・太田とは球宴出場が決まった時から会うのを楽しみにしていて、対戦はできなかったですけど話をすることができた。98年生まれの同級生も今回出場していて、阪神・村上とは高校時代に何度も対戦があり、3年の夏の奈良県大会決勝では敗れた苦い思い出がある。練習中にはお互いのチームのことを話すなどして交流ができた。第2戦に投げると思うので、しっかり見て学べるところは学びたい。

 球宴で印象に残っているのは阪神・藤川監督とカブレラの全球直球勝負。この日、藤川監督と初めて話をする機会に恵まれ、“けがをしないように、シーズン後半も頑張ってね”と言葉をかけてもらったので、頑張っていきたい。

 39試合に登板した前半戦は、コースを意識したり、高さを意識したりと場面ごとで判断を間違えないように投げた結果、うまくいくことが多かった。その中で、今年は打者としっかり勝負しようというテーマを持って臨んでいる。去年はやろうと思っていたことをコロコロ変えて、結局やりたいと思っていたことを継続できなかった。力みすぎて、力が出ない投げ方をしていたという反省もある。今年はあまり力まずに、体の使い方を練習のキャッチボールや、ブルペンで確認して、試合に入ったら、意識せずにやれているのは良い傾向にある。何か一つテーマを決めて1年間ずっとやってみたらどうなるかと思い、今はそれを実践している途中。心理面では、考えすぎないことを大切にしている。どんなにいい打者でも打つのは3割。投手が7割勝つと考えている。四球を出すのはもったいない。どんどん勝負して、打たれたらそこで何がいけなかったかを考えてやろうというマインドにある。ストライクゾーンで勝負するというスタイルは変えずにやっていきたい。

 私生活では変化があった。7月8日に第1子となる長男が誕生した。妻には妊娠中も野球に集中できる環境をつくってもらっていたので、すごく感謝している。試合が終わっておなかをすかして帰宅するとすぐにご飯も出してくれる。そのおかげで体調も毎日万全。減りやすい体重は、開幕からずっと78キロを維持できている。野球は自分のためにやっているが、いい結果を出して、周りの人たちが喜んでくれたらと思っている。

 現時点で成績は振り返らないようにしている。1年終わってから、どうだったかを見ていきたい。後半戦もテーマは同じ。しっかりストライクゾーンで勝負していくことを変えずに最後までやり切り、結果につなげていきたい。(広島東洋カープ投手)

 ≪“宝刀”キレキレ≫森浦は決め球のチェンジアップがさえた。藤原、頓宮を連続三振に仕留めると、2死から村林に初球の150キロ速球で三遊間を破られるも、続くレイエスもチェンジアップで空を切らせた。今回の球宴では初の試みとしてグラウンドの選手がマイクを装着し、テレビ中継でグラウンド内外のやりとりが披露された。解説した古田敦也氏らとのやり取りではリードした巨人・甲斐が森浦のストレートの威力とともに、その宝刀のキレを絶賛していた。

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