関本賢太郎氏 9回無死満塁で豊田に代打を送らなかった球児采配の勝利

[ 2025年7月4日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―2巨人 ( 2025年7月3日    甲子園 )

<神・巨>9回、豊田はサヨナラ犠飛を放つ(撮影・北條 貴史)
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 【関本賢太郎 視点】阪神・藤川監督の采配がサヨナラ勝利につながった。9回無死満塁で、豊田に代打を送らず、そのまま打席に送った判断は凄みを感じた。5回のバックホームは見事だったが打席では連続併殺打と見逃し三振。切り札の糸原が控える中、それでも藤川監督は代打を送らない選択をした。豊田も勝負の打席で第1ストライクから振る度胸を見せ「3併殺したら…」という気持ちを自分で封印した。心構えで、球界有数のクローザーを上回っていた。

 中前打で出塁した森下に代走・植田を送った采配も見事だった。前日2日の試合でも神走塁で1点をもぎとった森下だし、延長戦になれば、打席の可能性もあった。それでも勝負の起用で、プレッシャーをかけ、マルティネスの集中力をそいで流れをつくった。

 もう1点、光った采配があった。7回2死二、三塁で代打・大城卓を迎えた外野守備陣形。ヒットを警戒して前寄りに守るところを定位置守備。左中間への中飛も前進だったら抜けていた可能性があった。的確に状況判断した結果の3試合連続1点差勝利だった。 (スポニチ本紙評論家)

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