広島・中村奨 逆転3号2ランで3連勝導いた!自己最多本塁打更新 新井監督も称賛「今年は目の色が違う」

[ 2025年7月3日 05:00 ]

セ・リーグ   広島2-1ヤクルト ( 2025年7月2日    マツダスタジアム )

野村氏が「1番打者に適任」という広島の26歳外野手
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 広島・中村奨成外野手(26)が2日、ヤクルト戦(マツダ)で逆転の3号2ランを放ち、勝利に導いた。21年のシーズン自己最多本塁打を更新する決勝弾でチームは引き分けを挟んで3連勝。同戦も引き分けを挟み5連勝だ。先発・大瀬良大地投手(34)は8回1失点の好投で5月14日の巨人戦以来となる3勝目を挙げた。

 中村奨は、狙いを定めていた。0―1の3回1死二塁。先発右腕・奥川が投じた初球のスライダーを仕留めた。左翼への大飛球は6月19日ソフトバンク戦以来の逆転3号2ラン。ひと振りで球場を歓喜の渦に包んだ。

 「真っすぐでいくか、スライダーでいくか、“腹を決めていけ”と(打撃コーチに)言われたので、打席に入るまでにいろいろ考えて、スライダーでいこうと思った」

 高卒4年目の21年に記録した2本塁打のシーズン自己最多を更新する一撃。自身は広陵(広島)3年時の17年に夏の甲子園大会で準優勝し、奥川も星稜(石川)3年時の19年は夏の甲子園大会で準優勝の実績がある。かつて聖地を沸かせたスター同士の通算3度目となった対戦で貫禄の一発を放った。

 高卒8年目の今季はここまで相手先発が右投手の時に限れば、5月15日の巨人戦(山崎)以来の先発だった。交流戦終盤から大盛の台頭に伴い、最近は先発を外れることも多かったが、その悔しさをバットにぶつけた。

 「いつでも出る準備はしている。右投手だから、大盛さんだとは思っていない。(先発が減り)悔しい思いもあるが、もう一回奪ってやるという強い気持ちは持っている」

 新井監督は先発抜てきの理由について「今、競争のまっただ中。(前夜は無安打の大盛の内容も)加味して。今日は奨成で行こうと」と説明。期待に応える働きに「今年は目の色が違う。結果を出していますし、成長を感じる」と目を細めた。

 中村奨は、定位置奪取に向け、グラウンドを離れても自分を追い込んでいる。「しっかり食べるようにしている。すぐに痩せるので」。オフから1日5食の“食トレ”に励んでおり、体重88キロの維持に努める。大好きな酒も断ち、自らと向き合う日々が続く。また、試合に臨む準備も欠かさない。

 「自分の過去の(打席)映像を見て、こういう感じで打ち取られているとか、頭に入れながらやっている。甘い球を一発で仕留めないと結果は残らない。何年も痛感している。今日はたまたま捉えられた。ああいう打席を増やしていきたい」

 結果が出ても、現状に満足はしない。この先も続くレギュラー争いを勝ち抜くためにも、さらなる成長を誓った。 (長谷川 凡記)

《データ》
○…広島が1分けを挟む3連勝、貯金3で首位・阪神を追走。今季ヤクルト戦は5勝2敗2分けで、開幕2連敗以降は2分けを挟む5連勝中。マツダでは5試合で3勝2分けと無傷だ。きょう3日が引き分け以上なら、20年10~11月以来のヤクルト戦4カード連続勝ち越しとなる。

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