ソフトバンク・前田純がプロ初打席で初安打初打点!! ただ、5回途中降板し「申し訳ない」

[ 2025年6月19日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク4―8広島 ( 2025年6月18日    マツダ )

<広・ソ>初回、先制2点二塁打を放つ前田純(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは先発の前田純投手(25)が0―0の2回無死満塁、プロ初打席で初安打初打点となる2点適時打を放った。チームの投手の打点は2022年6月3日の中日戦で犠飛を放った千賀滉大(メッツ)以来3年ぶり。ただ、投げては4点リードの5回に連続四球で無死一、二塁とし、4回0/32失点で降板。6回には3番手・尾形崇斗投手(26)が1死満塁で逆転弾を浴び、逆転負け。連勝は4で止まったが、交流戦優勝マジックは1つ減り3となった。

 喜びのあまり、一塁へと走りながら右拳を高く掲げて、思わずガッツポーズをしてしまった。投手の前田純がプロ初打席で初安打、初適時打を放った。

 「最初から真っすぐ1本絞りでした。大チャンスだったので何とかしたいと思って打席に入りました。正直、驚きが大きいです」

 0―0の2回2死二、三塁、8番・渡辺が申告敬遠で満塁、対峙(たいじ)したのは昨季の交流戦(対ロッテ)でノーヒットノーランを達成した大瀬良だった。バットは、周東に借りた。「タイミングを合わせてボールの1個分上を叩こうと。練習の成果は出せた」。初球137キロフォークを見逃し、2球目143キロ直球を力なく空振り。追い込まれた3球目をコンパクトに振り抜くと、打球は中前へ。走者2人が生還し、球場は騒然。背番号51が一番驚いた。

 公式戦で打席に立った記憶はあいまいだ。試合中には「中学生ぶりの公式戦の打席でした」と回顧したが、試合後、沖縄・美東中時代を思い返すと違った。「中学校では練習試合でも打席に立っていない」。中部商ではベンチ入りさえかなわず、練習試合で打席に立ったのみ。前田純の記憶の中では「公式戦」の打席は初めてだ。

 だからこそ、本職の不調は反省だ。4回に周東、中村の適時打で2点の援護をもらったが、4―0の5回先頭からの連続四球で降板。4回0/32失点だった。「5回を投げ切らないといけなかった。自分の未熟さを感じました」と唇をかんだ。

 小久保監督は前田純の球質が落ちたことを見抜いていた。「ふらふらしていた。5回と思っていてゼロやったし“振り絞れ”と言ったがガソリンが切れていた」。チームは悪夢のような逆転負けを喫して、連勝は4で止まった。交流戦優勝マジックは1つ減り、最短Vは20日に延びた。

 「先発としてチームに申し訳ない」。記念の一打のうれしさを、投球で仕事をできなかった悔しさが上回る。見返す舞台は、交流戦明けに待っている。 (井上 満夫)

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