2月のラストに阪神・陽川のヒットショーだ 直球を変化球を4安打

[ 2021年3月1日 05:30 ]

練習試合   阪神4ー3ヤクルト(特別ルール) ( 2021年2月28日    浦添球場 )

<ヤ・神>9回表2死、阪神・陽川は左前打を放ち、この日4安打目を記録する(撮影・椎名 航)
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 阪神・陽川が4安打で存在感を示した。開幕戦で当たるヤクルトが送り込んできた4投手を次々と返り討ちにした。

 「たまたまです。状態がいいのか悪いのか分からないけど、アピールしないといけない立場なので。一打席一打席が大事なので、そこで集中できているのかな、とは思う」

 凄みすら漂った。まずは2点を先制し、なおも2死一塁の初回。木沢の150キロ直球を左前にはじき返し、力強さを誇示した。5回2死では山野のカットボールを中前打。左右の新人2人に貫禄を見せた。

 7回先頭では吉田のフォークを左前へ。締めは9回2死、昨季44試合登板の長谷川の146キロ直球を左前に打ち返した。対外試合は7戦で打率・429(21打数9安打)、1本塁打、3打点。確かな結果を残し、2月を締めた。

 今年は内外野でレギュラー争いを演じる和製大砲候補。「周りも結果を出している。自分の中で焦りもあるけど、焦る気持ちが先に行かず、自分ができることをまずやって、結果につなげることができれば。今はそれができているのかなと」。佐藤輝、高山、糸井、サンズ、マルテ…まだ見ぬロハスまでいる。焦りは禁物。昨季71試合で8本塁打の“ゴリラパンチ”と巧みなバットさばきを武器に、強力なライバルたちとの競争に臨む。

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2021年3月1日のニュース