オリックス まさかのドタバタで3連敗 1イニング3失策の安達「試合を壊してしまった」

[ 2024年5月2日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス3ー6ロッテ ( 2024年5月1日    ほっともっと神戸 )

<オ・ロ>9回、安田(奥)に逆転の2点二塁打を浴びる平野佳(撮影・北條 貴史)
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 よもやの“惨劇”が繰り広げられた。3―1で迎えた9回。オリックスはNPB通算250セーブに王手をかけた平野佳が登板し、二塁には同じくベテランの安達が守備固めに入った。ただ、その名手がまさかの1イニング3失策。この回5失点で逆転負けを喫した。

 「試合を壊してしまったので、ファンの皆さんとチームに申し訳ない気持ちだけです」

 安達が必死で言葉を絞り出した。悪夢は、先頭・小川の二ゴロをファンブルして始まった。角中、石川慎の連打で1点差となり、なお無死一、二塁でポランコの二ゴロは完全な併殺コース。ただ、ボールが手に付かず、満塁としてしまった。

 平野佳が続く代打・藤岡は三振に仕留めるが、安田に左越え逆転二塁打を許して降板。「いつも守ってくれているから。その後をしっかり抑えていたら良かった」。交代した井口も佐藤に右前適時打を浴び、2死満塁からは安達の3つ目の失策でこの回5点目を失った。中嶋監督は平野佳について「ミスがあっても、抑えてきた。今日はカバーできなかった」と話した。

 二塁手の1イニング3失策は、パ・リーグ初。悪天候もあったが、今季から内野守備走塁コーチを兼任するスペシャリストだけに痛恨だ。試合後に安達から謝罪されたという守護神は「俺も悪かったし、みんな失敗することもある。別に何も思っていない」と前を向いた。チームは3連敗で借金2。ダメージの大きい黒星を、引きずるわけにはいかない。 (山添 晴治)

 ▽安達(オリックス)二塁手で1イニング3失策のパ・リーグ新 1日のロッテ5回戦(ほっと神戸)で9回に記録。セ・リーグでは2人が記録。1リーグ時代のイニング4失策がプロ野球最多。

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