村上弾、オスナ弾でヤクルト今季初3連勝 両リーグ単独最多チーム本塁打19発

[ 2024年5月2日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―0巨人 ( 2024年5月1日    東京D )

<巨・ヤ>3回、ソロを放つ村上(撮影・尾崎 有希)
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 一発には野球の魅力が詰まっている。ヤクルトは2本塁打加え、チーム19本塁打は両リーグ単独最多に立った。依然最下位ながら、その数は12球団最高勝率のソフトバンクも抜いた。初回に3番オスナが先制6号3ラン。負けじと6号ソロで並んだのが4番村上だった。

 「少し詰まったけど押し込むことができた」。3回2死。赤星の147キロ直球を逆方向の左翼へ2試合ぶりの一発だ。初球の直球を空振り。2球目を終えたところで村上はタイムを取った。ここで修正を施す。グリップ位置を15センチほど大きく下げ「初球の空振りで“ちょっと違うな”と。あそこに手があると、スイング軌道で(ボールの)下にもぐったり。まだ試行錯誤中なので」。模索する中で冷静に正解を見つけ出し、結果につなげた。

 打率・344でリーグ1位の5番サンタナは今季2本塁打で、19発のうち14発をクリーンアップ3人で叩き出している。オスナが「チームに大きな力を与えていると思う」と言えば、「今のクリーンアップは非常に充実している。相手にプレッシャーがかかる」と高津監督。そのど真ん中に座る村上は「チームの打線として僕の前と後ろが打ってくれる。凄くたくましいし、心強い」と笑顔で話した。

 今季初の3連勝。敵地での巨人戦同一カード3連勝は22年5月以来だ。あす3日からは本拠で中日とゴールデンウイーク最後の3連戦。「いい試合をしてファンを楽しませたい」と高津監督。ド派手な花火をファンは何より楽しみにしている。(鈴木 勝巳)

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