トヨタの新しい顔 新型「オーリス」登場

[ 2012年8月21日 06:00 ]

トヨタ自動車が発売した新型「オーリス」

 トヨタが日欧戦略車に位置付ける小型車「オーリス」が6年ぶりにフルモデルチェンジされ、その発表会が20日、都内で開催された。今回のモデルチェンジは「スポーツハッチバックの新基準」の確立。燃費やエコに比重が置かれてきた最近の新車開発のコンセプトを継承しつつ、クルマ本来が持つデザインや乗り味といったさまざまな魅力を、高次元で調和させている。

 具体的には全高を55ミリも下げた低重心フォルムで高い操縦性と走行安定性を確保。欧州各国のテストコースや高速道で走行テストを繰り返して鍛え上げた走行性能、スポーティーグレード「RS」の強化など、初代オーリスから引き継いだDNAである「直感性能」を、独自のブランドイメージとして確固たるものとすべく、さらに進化させている。

 またトヨタ独自のフロントの表情「キーンルック」を採用したフロントフェースとメリハリのあるボディ造形、丸みのあるハッチゲートがダイナミックでスポーティーさを表現している。さらにスポーティーグレード「RS」は、専用の6速マニュアルトランスミッションやディスクブレーキを搭載し、一段高いレベルの運動性能とレスポンスを実現している。

 開発責任者を務めた藤田博也チーフエンジニアは「国内ではミニバンやハイブリッド車などが主流となる中、デザインや走行性能に焦点を当て、カッコよくて走りのいい1台で、自動車市場に一石を投じたい気持ちがあった」と語った。価格は171万円からで、全国のネッツ店で販売し、目標販売台数は月2000台。

 またトヨタは東京・代官山を世界有数の文化拠点にする街づくりプロジェクト「代官山アートストリート」を特別協賛。26日まで代官山の旧山手通り沿いで開催されている同イベントに、新型オーリスを用いたアート作品を出展している。

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