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王者・藤岡奈穂子 5階級制覇後の新たなスタート「勝って次のステップへ」

[ 2018年9月13日 14:28 ]

前日計量をクリアし、ポーズをとるサンチェスと藤岡奈穂子(右)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界女子フライ級王座統一戦(14日、後楽園ホール)の調印式と前日計量が13日、東京・水道橋の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、王者・藤岡奈穂子(43=竹原慎二&畑山隆則)、暫定王者イルマ・サンチェス(30=メキシコ)ともにリミットの50.8キロを500グラム下回る50.3キロで一発パスした。

 藤岡は昨年3月にWBA女子世界フライ級王者を獲得して4階級制覇。同12月にはWBO女子世界ライトフライ級王座獲得も獲得、日本人では男女を通じて初の5階級制覇を達成。WBAフライ級に専念するためにWBOライトフライ級のタイトルは返上した。

 目標だった5階級制覇を果たし、新たなスタートとなる一戦だが「何か特別に思うことはない。勝って次のステップに行くだけ」と気負いはない。今回は「ほぼナチュラル体重」というフライ級での一戦とあって「体調はいいし、調整とかも楽にできた」といい、「いつも通り、いい感じで仕上がっているので、いつも通りの試合ができると思います」と自信をのぞかせた。

 相手のサンチェスについては「ジャブが多く、手数はあるけど、一発の怖さはない。しっかり見て(内に)入って行けば、自分の距離で戦えると思う」とイメージしていた。

 海外など「大きな舞台で戦いたい」という目標を持っており、この一戦では勝敗はもちろん内容にもこだわる。

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2018年9月13日のニュース